MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

LOKA

2016.04.06UPDATE

2016年04月号掲載

LOKA

メンバー:Kihiro(詩) KEN'ICHI(鼓) SIN(弦) Miro(絃)

インタビュアー:荒金 良介

-これはいいアルバムですね。驚きました。

kihiro:おっ、やったー! 嬉しいですね。

-自分たち的にも手応えはあるんじゃないですか?

SIN:とにかく新鮮でしたね。

kihiro:手応えというより、1年かけて作りましたからね。それで、7曲ですから(笑)。

-これはミニではなく、アルバムですよね?

kihiro:アルバムです。最低でもひとり30曲は作りました。それから絞って絞って7曲にしたんですけど、このバンドで削る作業は初めてですね。以前は曲を作って、途中段階の音源を他のメンバーに聴かせてみんながいいと思うものを採用していました。今回は各自10曲ずつ作って、その10曲がちゃんと完成するまで何も言わないという方法を採りました。

KEN'ICHI:最終段階で10曲録ったんですけど、そこからさらに絞って7曲に。相当厳選しましたね。

kihiro:闇の中でみんなで手を繋いで、いつ光が見えるだろうかと(笑)。

KEN'ICHI:いつこの作曲地獄から解放されるかなと。息が詰まったら飲みに行き、また曲を作るという日々でした。

-今回なぜそういう制作スタイルになったんですか?

KEN'ICHI:とりあえず頭数を揃えようと、制作段階でプロデューサーと話をしたんですよ。でもまさか1ヶ月で30曲書かされるとは思わなかった。

-1ヶ月で30曲ですか!

kihiro:はい。それでバッサリとプロデューサーから切られますからね。それで、"メロディに何でもいいから歌詞をつけろ"と言われて。"もう言葉が出ません"というくらい、書きまくりました。

KEN'ICHI:作曲しながら、他の人のアレンジも同時進行でやってました。

-今作は前作『QUATTRO』(2014年リリースの2ndアルバム)から1年7ヶ月ぶりの作品です。ここに辿り着くまではどんな期間でしたか?

kihiro:全国ツアーをやって、それからすぐ制作に入りました。

SIN:ツアーと平行して、ずっとプリプロをやってましたね。

kihiro:そうだね。ホテルでも仮歌を録ってたからね。本当は去年の6月に出す予定だったんですけど無理で......そのあと9月に出す予定だったけどそれも無理で(笑)。振り返ると、メンバー同士でお互いに求めるものが増えました。それに応えていく経験も今までなかったので、ミュージシャンとしても進化したと思います。

-求めるものが増えたとは?

SIN:メンバー間の距離がグッと近くなったんですよ。コミュニケーションを取る時間が格段に増えたし、お互いに理解し合う期間になりましたね。

kihiro:ケンカ腰で言い合うくらいぶつかって、何かひとつのものを作ろうと。それぐらいお互いを追い詰め合いました。それは今までやってなかったことですからね。

-そこまでバンドの熱量が上がった理由は?

SIN:みんな余裕がなかったんじゃないかな。

kihiro:それもあるけど、悔しい気持ちもありましたね。プロデューサーもいるから、その人もどの曲がいいかを選ぶわけじゃないですか。こっちは何曲も書いてるのに、バッサリ切られる。それを繰り返されると、悔しくなってきて。たしかにプロデューサーはやばいセンスを持ってるし、そこはメンバーも認めているんですけど。この歳になって思わず"キーッ!"となったし、"俺の中に何かないのか!"って自分と向き合うことができたので。

KEN'ICHI:それぞれ熱量が上がったうえでぶつかり合って、関係は深くなっていきました。

-今作はfadeのruiさん(Dr)によるプロデュースですが、初めてプロデューサーを立てようと思った理由は?

kihiro:もともと昔からの知り合いで、彼のメロディ・センスは素晴しいし、楽曲の選択、サウンド面に関しても第三者がいるうえで判断しようと思ったんです。前作はメンバーだけでやったけど、客観的に俺らはどういう方向に行けばいいのか、それを道標してくれる人を立てたかったんです。

-バンドを俯瞰して見てくれる第三者の存在が必要だったと。

KEN'ICHI:俺はそう思ってました。自分たちだけで話し合いをすると、意見の空気感だけで進むこともあったから。あと、ruiさんから"LOKAはライヴがいいんだけど、曲が惜しいんだよね"と言われて。じゃあ、その惜しい部分を補うという意味でもruiさんがプロデュースしてくれたらいいなと。

kihiro:そのおかげで、地獄を見ましたけどね(笑)。