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INTERVIEW

Crystal Lake

2015.09.19UPDATE

2015年10月号掲載

Crystal Lake

Member:Shinya(Gt) Yudai(Gt)

Interviewer:米沢 彰

-制約の中で選んだ14ヶ所ですが、特に北と南は一気に拡がった感じはありますよね。

Yudai:沖縄にも超行きたいんですけど(笑)。

一同:(笑)

Yudai:来年。来年行きます!

-次のツアーのイメージはもうありますか?

Yudai:ありますね。夏までにやりたいことと、夏以降にやりたいことと。

-こうしてインタビューをしていても、こういうイメージでステップアップしていくっていうのが具体的に見えてきた感じがしますね。

Yudai:そうですね。ステップアップって感じではないんですけど、ポイントごとにひとつずつやりたいことはありますね。

-前回は対バン形式でのツアーでしたが、今回はどのようなツアーになりますか?

Yudai:今回も対バンですね。ファイナルも含めて全部対バン形式です。自分たちが好きなバンドも海外から呼んで、ツアー・ファイナルだけはIN HEARTS WAKEっていうオーストラリアのバンドを入れて東名阪という形で。あとは1バンド日本の自分たちが呼びたいなって、一緒に演りたいなっていうバンドの3つで。

-そのつながりが、次自分たちが出ていくときにも絶対活きてきますね。

Yudai:きっかけになれば!

-そしてそのツアーの間には"Ozzfest Japan 2015"もありますね。

Shinya:去年の"KNOTFEST JAPAN 2014"のときは、思ったよりも反応があって驚いたんですよね。今回はもちろんそれ以上かましたいですね。

Yudai:前回はあそこまで大きいステージは初めてだったので、すごく距離感を感じて。それからいろいろな場所で、近しい規模のライヴに、呼んでもらったりして。以前よりは感覚が研ぎ澄まされてきています。前回"KNOTFEST JAPAN 2014"で、自分たちとして煮えきれなかったこととか、普段とのギャップをすごく感じたので、新しい作品もあるし、アプローチしたい部分を出していけるんじゃないかなって感じています。パワーアップした姿を見てもらえたらと思いますね。

-去年は、後ろにLIMP BIZKITも控えているところで、「Rollin'」をぶちかますという(笑)。あの光景は焼きついてて。やるんじゃないかなとは思っていたんですけど、本当にやった!と思って。

Yudai:この間の"Heart Town Festival"っていう台湾の野外フェスでも遠くから観てくれていたみたいですけどね。でも、自分たちのことよりも、LIMP BIZKITのライヴを久々に観たんで、そこでバンドとしての完成度やアプローチとか、衝撃やいろいろ感化される部分が多かったなって思いますね。ステージに立ったときのふとした目の配り方からもうすごかったんで。そっちの方が印象的でしたね。それ以来Ryoもいろいろ変わってきたりとか。ライヴ観てこんなに感動したの久々だなってぐらいです。

Shinya:完璧でしたね。

Yudai:純粋に楽しんでました(笑)。

-あのときはオープニング・アクトって位置づけでしたが、実際には最初からお客さんもたくさん入ってて、「Rollin'」にはダンサーまで入れて、がっつりやって、すごく盛り上がっていましたね。あの盛り上がりを見ても、前回の出演はいいきっかけになったんじゃないかなと思いましたが。

Shinya:去年の"CUBES TOUR"に来てくれたお客さんで "KNOTFESTで観て知って、来ました"っていう人が何人かいたんですよ。出たことできっかけになれたのは良かったなって思いますね。

Yudai:いろんな場所で"KNOTFEST JAPAN 2014"のTシャツを着てきてくれて、"ここで知ったんだぜ"って。

-今のCrystal Lakeはすごく面白いポジションで、ホール・クラスからライヴハウス・クラスまで、満遍なくいろいろなステージを経験していますよね。しかも同時並行でっていうのが、すごく面白い存在だなって感じます。それぞれが影響しあうというか、それぞれで得たもののフィードバックもありますか?

Shinya:そうですね。たしかに自分たちの周りのバンドとか、自分が知ってる限りのバンドだと、ステップアップして大きくなっていくと規模感を戻せないというか、バンドの方向性もあるんでしょうけど、そういうバンドが多いと思いますね。自分たちの企画で渋谷のGARRETっていうハコでやったりとか、"KNOTFEST JAPAN"とか"Ozzfest Japan"とかそういう大きな規模のイベントとを同時進行でできるっていうのは、たしかに周りにはいないっていうことは感じていて。ただ、どちらにも言えることで、良いこともあるし、悪いこともあるし、そうやって幅広く見れるのは楽しいとは思いますね。自分たちの企画やってるときとかは、始めたころから今までお世話になっているバンドとか、自分たちのあとに出てきたバンドとか出てもらうんですけど、"KNOTFEST JAPAN 2014"とかそういう大きなイベントに出たことで掴んだお客さんをこっちに巻き込みたいんです。こっちというか、こういうのもあるんだよって紹介するようなイベントになればいいなって思ってやっている部分もあるので。

Yudai:個人的にはライヴハウス好きなんですよ。温度感というか、汗がかかってきたりとか、ぐちゃぐちゃになるのが好きなので。だからライヴハウスでは未だにやりたいし。観るのもそっちの方が好きなんですよ。ただ、でかいとこはでかいとこの良さで、お祭りの気持ちがあるんだって、今になってやっとわかって。フェスとか超嫌いだったんだけど、でも毎年いろんなフェスとか行ってるし。その中で気持ちが変わって、お祭りだったり、きっかけになることってあるんだな、って感じていますね。ただ、最初自分たちはギャップをすごく感じてて。1番感じてたのは、自分たちの温度が届かないんだっていうこと。届かないっていうか、伝え方が違うんだって、気づくまで時間はかかりましたけど。それをリアルに感じられて。"届き方の違いっていろいろあるんだな"って最初悩んでました。目のやる場所とか、ヘヴィなパートでつい力んでガッてなる気持ちが、ライヴハウスだと目だけで伝わるというか。でも大きいところだとそれをどうやって伝えればいいんだろうってバンドで工夫したりとか。そういうところがバンドにとっては面白いですけどね。切磋琢磨しながらやってて、今に至って、じゃあ"Ozzfest Japan 2015"で観てもらいましょうか!みたいな!基本は熱量は変わらないしね。