－そうですね。前向きでポジティヴで気分がアガる感じですね。

そう。変化についての曲なんだ。それに、何か特定の話題じゃなくてもいろんなものに適用できる。音楽ビジネスも音楽業界も大きく変化してきたしね。Jacobが歌詞を書いていたときに頭にあったのは、最近、KISSのベースのGene Simmonsが"ロックンロールは死んだ"と発言したことだったんじゃないかな。あの発言はものすごく誤解されているからね。俺は彼の言いたいことがわかるけど、多くの人は言葉尻だけとらえてしまった。彼が言いたかったのは、彼が駆け出しのころのロック業界の姿がもう見られなくなったってことなんだ。今はそこから大きく様変わりしたし、当時のバンドが経験したようには二度とならない。だから時代の流れを受けいれて、変化を許容することが大事なんだ。......と言いつつ、いろんなことを意味するタイトルだと思うけどね。変化に対する一般的な意味を持っていると思うよ。

－このアルバムで自分のいろんな面を見せることによって"Revolution＝革命"を引き起こす、というような考えはあったのでしょうか？

それももちろんあったよ。音楽的にも今までやってきたこととは随分違うからね。新しいものをやったこと自体が"Revolution"だと思うし。俺にとっても変化だったわけだから。まぁ俺が新しいジャンルを作るとかそういう意味での"Revolution"ではないけど、俺個人にとっては大きな変化だからね。それに、FIREWINDの一員からソロ･アーティストへの変化でもあるし。ともあれ、好きなふうに解釈してもらっていい曲だよ。パーソナルな意味でこの曲と繋がってもらえたらクールだと思う。もし歌詞がその人にとって何らかのパーソナルな意味を持つものであればね。

－このアルバムは日本でも発売されました。これからしばらく忙しくなりそうですね。少なくとも10月まではツアーがありますし、来年の2月にはマイアミでも大きなイベントがあります。なのでソロ活動で忙しくなりそうですが、OzzyやFIREWINDと次作の構想で、何か話し合ったり、作品の進展はあるのでしょうか？ もし良ければ教えてください。

Ozzyとはいつ何が起こるかわからないけどね（笑）。その話が出たとしても数秒後には白紙になっているかもしれないし（笑）。でもOzzyとは少なくともこれから2回ショーをやるよ。"Ozzfest Japan 2015"で日本に行くんだ。

－あぁ、Ozzfestがありますね。そのときあなたも来るんですね。

そう、"OZZY OSBOURNE & FRIENDS"としてね。Ozzyのバンド、つまり俺たちと、ゲストが何人か来るんだ。たしかGeezer Butler（Ba／BLACK SABBATH）とTom Morello（Gt／RAGE AGAINST THE MACHINEほか）が来る。Zakk Wyldeも自分自身のバンドBLACK LABEL SOCIETYで来るからジャムるんじゃないかな。とてもスペシャルなものになるよ。それからハロウィーンにはアメリカ、ニューオーリンズでショーがあるんだ。これもOZZY OSBOURNE & FRIENDSだね。年内は今のところそれだけだけど、この先何が起こるかわからないからね。

－Ozzfestではご自分のバンドは？

俺のバンドも出演しかけたんだけど、結局その話はなくなったんだ。代わりに日本のバンドを増やしたらしいよ。俺も楽しみにしていたから残念だけど、また来年があるかもしれないからね。

－少なくともあなたのプレイが見られるのは良かったです。FIREWINDは新作の予定はありますか？

少しは話も出ているけど、まだ曲が書けていないんだ。でもリユニオン・ショーはやるよ。"70000TONS OF METAL"っていうクルーズを知っているかい？ 俺が来年マイアミで参加する"Monsters of Rock"というクルーズと同じようなものなんだ。カリブ海をクルーズする船にメタル・バンドが終結するやつなんだけどね。

－ああ、メタルヘッズが乗客のやつですね。

そうそう。今はそういうのが新たに流行り始めているからね。FIREWINDでその"70000 TONS OF METAL"のクルーズ船に乗るんだ。その2週間後に今度は自分のバンドで"Monsters Of Rock"に乗るわけさ。どっちもマイアミ沖からカリブ海に出るよ。

－いろんなことが同時進行なんですね。

まぁ、FIREWINDはそれくらいかな。来年はヨーロッパでいくつかフェスに出たいとは思っているけどね。俺のソロ活動次第だな。

－3枚目のソロ作ができるかも知れませんからね（笑）。

可能性としてはアリだよ。勢いが続けば作りたいね。今はこの活動がとても楽しいんだ（笑）。

－今後いろんな形でのあなたが見られるのはハッピーなニュースです。

俺も嬉しいよ！ 早く日本でみんなに会いたいしね！