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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

NIGHTWISH

2015.03.23UPDATE

2015年03月号掲載

NIGHTWISH

メンバー:Tuomas HoloPainen (Key)

インタビュアー:荒金 良介

-2013年にNIGHTWISHは3度目の来日を果たし、単独公演と"LOUD & METAL ATTACK"(FINLAND FEST)と計4公演を行いました。そのときに激ロックでTuomas (HoloPainen/Key)さんに対面取材しました。当時は新ヴォーカル、Floor(Jansen)加入後のライヴになったわけですが、当時のバンドの雰囲気を今振り返って、どう感じますか?

今は何もかもうまくいっているよ!今回ほどスムーズにいったレコーディングは初めてだったし、曲作りからアレンジメント、リハーサルからレコーディングまで、何もかも申し分ないほど順調で、本当の"バンド"になれたって確信できた。メンバー全員がこのプロセスを楽しんで、愛情溢れる、笑いの多い時期だった。たったひとつ残念なことはドラマーのJukka(Nevalainen)が脱退したことだったんだ。彼は長期に渡って不眠症という病気と闘っていて、本気でその治療がしたいと打ち明けてくれた。バンドにとっては大きな打撃だったけど、Kai(Hahto)がすぐに代わりに入ってくれたのは運が良かった。

-取材当時は"Floorさんは正式メンバーなんですか?"という質問に対し、"素晴らしいラインナップだ"とTuomasさんは回答を濁していましたけど、Floorさんは2013年の後半に正式メンバーになったんですよね? 彼女を迎え入れた理由、決め手を教えてもらえますか?

彼女は2012年の北アメリカ・ツアーの途中から参加してくれた。そのときはツアーを続けないといけないという理由で彼女に助っ人で入ってもらって、ツアーをすべて無事終えることができた。彼女は準備する時間もないまま参加してくれたんだけど、しばらくするとバンドとの相性もよく、彼女はバンドの一員としての位置を楽しんでいて。ファンも理解してくれたみたいなので、8ヶ月くらいしてから、2013年に彼女に正式にメンバーにならないかと尋ねたところ、快く引き受けてくれた。

-そして、前作『Imaginaerum』から約4年ぶりになるニュー・アルバムが完成しました。まずこの4年間はあなたにとって、バンドにとって、どんな期間でしたか?

ソングライターとして、ツアー中のバタバタした中で曲作りができないので、落ち着いた静かな空間が必要なんだ。だからアルバムとアルバムの間が長いと思う。この4年の間、ツアーを2年していたし、自分のサイド・プロジェクト的なソロ・アルバム、『The Life And Times Of Scrooge』の製作にも取り組んでいた。その後1年くらいかけて新曲の曲作りをしてからみんなでスタジオに入って7ヶ月かけてレコーディングを初めて今に至るわけだ。それで4年の計算になるね(笑)。

-今回はバンドの内部にもいろいろと動きがありましたね。ドラマーがJukkaに代わってKai、さらにマルチ・プレイヤーのTroy(Donockley)が加わったそうですが、彼らは正式メンバーになるのでしょうか? 今作のレコーディングは新6人体制で行ったのですか?

そう、今は6人編成でやっている。レコーディングも6人で取り組んだ。

-以前、取材した際にTuomasさんは"前作『Imaginaerum』が壮大な作品になったから、逆にシンプルに方向に進む可能性もある"と言ってました。NIGHTWISHらしい壮大さは今作にも受け継がれていますけど、よりシンプルでストレートなアプローチが目立つようにも感じました。この意見を聞いて、どう思われますか?

その通りなんだ、それほどシンプルではなく、壮大になっているし80分近い長さになっている。あのときに、シンプルでストレートって言ったコメントはもっとバンドとして取り組むって意味だったんだ。もっとバンド全体が貢献できる作品にしたかった。曲を聴くと、前作『Imaginaerum』ほど劇場的でもなく、オーケストラをたくさん使ってない部分はストレートに思えるかもしれない。 前作は映画のサウンドトラックのために作ったのでオーケストラのアプローチを最大限に取り入れた。新作はなぜか『Once』や『Oceanborn』の時代により近いかもしれない。アルバム全体の雰囲気はまるでタイムマシンに乗って、15年くらい前に遡った感じなんだ。シンプルってそういう意味だったんだ初期に戻るという意味合いだった。バンドと一体になることも含めて。