INTERVIEW
WANIMA
2014.10.16UPDATE
2014年10月号掲載
Member:松本 健太 (Vo/Ba) 西田 光真 (Gt/Cho) 藤原 弘樹 (Dr/Cho)
Interviewer:吉羽 さおり
-さらに、1stミニ・アルバム『Can Not Behaved!!』は、ざっくりと分けると、前半の曲が1分ほどの短い曲で。後半の曲は3分台でしっかりと聴かせる曲になってますね。その短い曲も、短い中にもドラマがある、内容を凝縮したような濃い曲で面白いなと思うんです。もともとこういう短い曲と、それとは逆のタイプ曲という構成なんですかね。
松本:長くなると、ムズムズしちゃうんですよね(笑)。
藤原:聴いてる人も、ダラけるんじゃないかなって思ってしまって。
松本:なので、短いなかでポン!とね。
藤原:結構長くなることもあるんです。ここからまた何かを足して......とか。そういうのが出てくると、もうここで止まろうと。
西田:そうなるよね。
-今回のミニ・アルバムは、新曲が中心なんですか?それともこれまでやりこんできたWANIMAとしての1枚なんですか。
松本:半々ですね。レーベルからは、既存の曲でいいよと言われたんですけど、今までのWANIMAのお客さんたちは新しい曲があった方が嬉しいかなって思ったので、半々にしました。
藤原:新しい曲としては、「Hey Lady」と、「BIG UP」と、「HOME」ですが、既存の曲もすべて新録してますね。
-では以前から、タイプの違う短い曲と聴かせる曲は混在していたわけですね。
松本:そうですね(笑)。「Hey Lady」なんて、50秒ですからね。
-「昨日の歌」はさらに短いですよ。
松本:49秒!
-その49秒に、いろんなサウンド展開やドラマがあって面白い曲になってるのがWANIMAらしさなんですかね。この「昨日の歌」はどんなふうにできあがっていったんですか。
松本:この曲は、曲作りの日に3時間とっていたスタジオに、僕が2時間遅刻したんですよ(笑)。ふたりが作ってくれたということでは、この曲が初めてかな。
藤原:西田とふたりでまずオケを作ったんです。
松本:そこに俺が歌を作って合わせる方法で。だけん、俺の中でそういうやりかたが初めてだったので、これはイヤやなと思ったけど、2時間遅刻しとるからそこは合わせないかんと思って。残りの1時間でなんとか形になりましたね。
西田:1時間しかなかったから短くなったのかな、曲が。
藤原:そんなことはないでしょ(笑)。
松本:でも、あのときの集中力は東大受かるんじゃないかな(笑)。
藤原:しかも自分が加入して初めて作った曲なんですよ。
-加入していきなりそういう状況で(笑)。
藤原:WANIMAの曲って今まで結構長かったんですよ。だから、短い曲を作ったら面白いんじゃない?って。
西田:そうだね。
松本:でも1回、もっと曲が長くなりそうな感なかった?
藤原:あったあった。でもここで終わろう!って。
松本:3時間のうちの残り1時間しかないけん、ここで終わろう、もう片付けして!っていうので。
藤原:気が付いたら50秒の曲になってました。
-ジェットコースターのような曲ですもんね。こちらも短い曲でアルバムの掴みとなりそうな「Hey Lady」はどうですか。
藤原:これは1番最後にできた曲ですね。
松本:アンコールもらったとき、パッと出てパパパっと終わるような曲っていうかね。
藤原:それか、ライヴの1曲目にパーンとやってその場の雰囲気を変える曲。
松本:みんなで気持ちよくなれる曲――と思ってたら、また短い曲になっちゃったんです。