MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

NEW BREED

2014.10.14UPDATE

2014年10月号掲載

NEW BREED

メンバー:Tama (Gt) Tommie-B (Ba)

インタビュアー:米沢 彰

-ニューEP『The DIVIDE』の完成おめでとうございます。前作『the PIONEERS of SENSATION』をリリースしてからは、海外を含めてかなり充実したライヴ活動を行っていたようですね。前作から2年ちょっとと少し間が空きましたが、これはライヴに比重を置いていた結果ですか?

Tama:ありがとうございます。にしても大分時間が空いてしまいましたね!

Tommie-B:ありがとうございます。意図的にライヴに比重を置いていたわけではありませんが、前回リリースした『the PIONEERS of SENSATION』の反響もあって、改めてアジア圏に遠征していました。あとは、新しい体制を整えるのに少し時間がかかったというのもあります。

-NEW BREEDは他のバンドのツアーに帯同する形で全国各地をかなり回っているイメージがありますが、意図的に行ける限りは行っていたりするのでしょうか?

Tommie-B:行けるところは極力行きたいですね。日本全国でみると、自分たちだけではなかなか行けない場所もあるけど、他のバンドがツアーで誘ってくれたり、そういう機会が重なったというのもありました。SNSを見ていても、なかなか行けない地方のお客さんが熱望してくれているので。

Tama:本当はもっと人里離れた様な奥地でのライヴも望んでいるのですが、内情的にクリアにならずツアーに組むのが難しかったりします。大きな都市も賑やかで楽しいですが、小さなライヴハウスやその土地で出逢う人たち、街の空気感は情緒があって好きですね。偉大なバンドのRAMONESの様に、誰も行かない様な土地で積極的にライヴを行ってそこで新たなバンド、ジャンルが産まれる様な、そんな素敵なバンドになりたいなって思います。

-今作よりTRIPLE VISION entertainmentとパートナーシップを組みながら、セルフ・マネージメントとして新体制で活動を行うとのことですが、どういった経緯で今の体制になったのでしょうか?

Tama:5年前、ZESTONE RECORDSに移籍し2枚のアルバムを出して、短い時間である程度の実績と知名度を得て、音楽業界の繋がりも学ぶことができました。本当にありがたかったしお世話になったなと思います。代表の田口くんにも"ここは下宿所や予備校のような場所と思ってほしい"と、ありがたい言葉も頂いていたんでノウハウを学び、とうとう僕らも巣立ちのときだったってことですね。

Tommie-B:前作のアルバム『the PIONEERS of SENSATION』のツアー以降、次のステップに挑戦しようということを決めました。状況を維持することより、次に挑戦をしていく必要性を強く感じていたし。ZESTONEも好意的に後押ししてくれて、新たな体制を模索している中で、今までお付き合いのあったTRIPLE VISIONさんが協力してくれることになったという流れです。

-また、この新体制の意図や狙い、バンドとしてのメリットなど教えてください。

Tommie-B:すごく葛藤はあったけど、次に挑戦することが本当に大事なことだと思っていたので、メンバーと相談しながら大きな決断をした結果でした。いわゆるインディーズという状況は、バンドのクリエイティヴな部分だけではなく、それ以外の見えない事務的なところを大切にやっていくかが、すごく重要だと感じます。今回はセルフ・マネージメントという形ですが、新しい専属のマネージャーにベタ付きで協力してもらいながら、今までメンバーだけでは手が回せなかった部分を任せられることは、バンドの全体的な活動にとって、とても大きなメリットがありますね。

-「Once said not found」ではBABYMETALやももいろクローバーZの楽曲なども手がけたNARASAKI氏を共同プロデュースとして起用されたようですが、どういった経緯だったのですか?

Tommie-B:前回はCameron Mizellにプロデュースしてもらって、とてもいい経験になったので、今回は新しい挑戦の一環で、国内のプロデューサーと一緒にやってみたい気持ちがあったんです。この界隈で国内プロデューサーって、人選がなかなか難しいと思うのですが、NARASAKIさんは特撮やCOALTAR OF THE DEEPERSで昔から知っていました。一通り見渡したときに、メジャーの仕事をされているにも関わらず、でもすごくアンダーグラウンドにいる極端な人で、COALTAR OF THE DEEPERSのときもシューゲイザーとデス・メタルのミクスチャーとかホントにいい意味で変態だったし、この人しかいないだろうと。メンバーと話をする中でも、面白いねということになって。

-NARASAKI氏との制作で得られたものや、新たな発見はありましたか?

Tama:プリプロのやり取りでNARASAKIさんらしい新進気鋭なアレンジで戻ってくるのが新鮮でしたね。日本人らしい丁寧さとエクストリームな豪快さには紳士の僕もシルクハットを脱帽せざるを得ませんでした(笑)。

Tommie-B:制作スケジュールなどの関係でホントはもう少し密にやりたかったんですけどね(笑)。次回は是非!!

-前作はアルバムとしてCameron Mizellのプロデュースで制作されましたが、今作ではNARASAKI氏以外にも外部からプロデューサーを招いたりしたのでしょうか?あるいは他の楽曲はセルフ・プロデュースですか?

Tama:NARASKIさんのプロデュース1曲のみで、後はすべてセルフ・プロデュースでした。フル・アルバムに乞うご期待、といったところでしょうか。

-その体制で制作されたのはどういった考えからだったのでしょうか?

Tama:今回NARASAKIさんは古くからの付き合いのあるエンジニアさんの紹介だったんですが、全曲でサウンド・プロデュースという形で関わってもらうよりは、1曲に集中して作曲の段階から密に関わってもらった方が面白いのでは?というエンジニアさんの意見もあり、今回は1曲だけ共同プロデュースということになっています。

-EP全体としてはポップさが光るNEW BREEDらしいサウンドだなと思いましたが、個別に言うとエレクトロ色はほとんど薄れてしまったように感じました。この辺りは一時的な変化なのか、あるいは恒常的な進化なのか、ご自身ではどのように捉えていますか?

Tama:トラックやメロディを作る際、今回はもっとギターを聴いてほしいという意味合いと、極力エレクトロニクスに頼らずギターで表現できること、やりたかったことを中心に制作を心がけました。勿論時代に逆行した音だとも思いますが、今しか聴かれない音よりは後々評価されるものだと思っています。

Tommie-B:薄れてしまったどころか、MVになった「Things we've lost」や3曲目の「4WAYS+1」についてはエレクトロは入っていませんからね。NEW BREEDはいわゆるピコリーモの中で括られてきた部分もあるけれど、俺たちのスタイルの根底にあるのは一概にエレクトロだけではないし、それは今まで聴いてくれている人はわかっていると思う(笑)。そういう部分は状況によって変化していくものと思います。