INTERVIEW
LOKA
2014.09.03UPDATE
2014年09月号掲載
Member:Kihiro (Vo) SIN (Gt) 勝己 (Ba)
Interviewer:荒金 良介
-バンドとしては"Sexy,Bad&Heavy、ライヴハウスの枠を超え、クラブ・シーンの客層をも巻き込むインダストリアル/メタル・サウンド"というテーマを掲げてますが、この考えは今も変わりませんか?
Kihiro:今も全然ありますよ。そのテーマを作る曲まで引っ張ると、制限されるので、そこまで気にしてないけど。ライヴやパフォーマンスは、そのテーマでやってます。艶やかで、ワルくて、重くて、という雰囲気は大事にしたくて。必ずしもそういう曲ばかりじゃないけど、ライヴで表現する際には"Sexy,Bad&Heavy"はテーマですね。
-その考えはどこから来てるんですか?
Kihiro:最初にKEN'ICHIと話していたのは、MOTLEY CRUE、GUNS N' ROSES、ああいう西海岸のハードロック・バンドのイメージですね。酒、女の子、ワル、不良みたいな雰囲気のバンドって、最近あまりいないし、俺はそういう雰囲気が好きだから。
-LAメタルの華やかなムードに惹かれるんですね。
Kihiro:LAメタルのバンドもチャラいハード・ロックもあれば、バラードもやるじゃないですか。ギャップ萌えさせたいっす(笑)。
-ギャップ萌え、ですか?
Kihiro:見せ方はチャラくて、艶やかだけど、いざ曲を聴いて歌詞を読むと、こんなことを言ってたんだって。
-なるほど。音的な話をすると、やはりヘヴィとエレクトロの融合という部分が核にあると思いますが。
Kihiro:俺らのライヴはモッシュが起きたり、咲いたりしてますからね。女子には"咲け!"と言ってます。暴れたい人はモッシュ、V系の人は咲いてるし、お客も幅広いんですよ。それが楽しいですね。それが"Sexy,Bad&Heavy"のテーマにも合ってる気がして。Sexyの部分は女子が咲いてる、Badの部分は男子のモッシュが起きるから。
-今作の振れ幅の広さもそうですが、フロアもそれだけいろんなお客さんが入り乱れていると、このバンドの本意はどこにあるんだろう、と混乱を招くことはないですか?
Kihiro:そこは自分たちがどんな考えで発信しているか、ちゃんと伝えなきゃいけないなと。初見の人にどう伝わるのか、そこは難しいかもしれないけど、何でもありなんだよ、ということを伝えたいんですよ。僕らは全部OKなんだよ、と言うことをライヴの雰囲気やMCでも伝えるので。その結果、どうなるかはわからないですけどね。
-1人でも多くの人たちを巻き込んでいきたい?
Kihiro:どんなファン層の人も巻き込んでいきたい。常にどの扉も開いてる雰囲気は作りたいですね。
勝己:ツアーでアイドルと対バンしたしね。いろんなドアを開けまくってますから。ヴィジュアル系、アイドル......。
Kihiro:ラウド系もいるしね。
-では、最後に今作のレコ発ツアーに向けて意気込みを?
Kihiro:全部で40本ぐらいやりますからね。ぜひ来てください!
-今作の曲がライヴでどうなるのか、楽しみですね。
勝己:ライヴはスーパー全力でやるし、いろんな人たちに聴いてもらいたい。一緒に楽しめるライヴをやりたいですね。
SIN:LOKAに入って、初めてのCDなので、いろんな人に聴いてもらいたい。どんなジャンルが好きな人でも楽しめるライヴをやっているので、それを全国で見せたいですね。
Kihiro:俺らのライヴを通じて、友達を増やしてほしいですね。暴れる男子もいれば、咲く女子もいるし、僕らの会場の中ではその人たちが友達になったりするんですよ。ファン同士が仲良くなってくれるから、それが嬉しいですね。そういう場所をお客さんと一緒に作っていきたい。