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INTERVIEW

THE TREATMENT

2014.02.10UPDATE

2014年02月号掲載

THE TREATMENT

Member:Dhani Mansworth(Dr)

Interviewer:藤崎 実

-待望の2ndアルバム『Running With The Dogs』がリリースされますが、改めて本作を振り返ってみてどう感じていますか?

ここ2年くらいで、色々経験を得られたと思うんだ。大規模なツアーにも出たしね。バンドとしてもっと成熟した、洗練された状態になったと思うよ。スタジオに入ったときも何だか自然な感じがした。曲作りも前よりスムーズに行ったし、結束が強まった気がするよ。

-世界中のハード・ロック・ファンから高い評価を得たデビュー・アルバム『This Might Hurt』リリース後に、バンドを取り巻く状況に変化はありましたか?

そうだね。俺たちのことをシリアスに受け止めてくれる人が増えたような気がする。このバンドを始めた頃俺とRick(Newman)はまだ17歳だったから、年齢だけで見下す人が多かったんだよね。ちゃんとしたバンドというよりはギミックみたいな感じで見られていたんだ。あまりに若かったから。でもメンバー全員がハタチを超えてもう少し大人扱いというか、対等に見てもらえることが増えたよ。今は自分たちのありたい姿でいられる権利を勝ち取ったような気がする。以前は若すぎることで批判されたり、アイドル的な見方をされたりすることもあったからね。俺たちは初めから全くストレートなロック・バンドでしかなかったけど、若すぎたからまともに取り合ってもらえないことが結構あったんだ。

-今回のアルバムでさらに真価を証明できますね。そのニュー・アルバム『Running With The Dogs』のコンセプトや歌詞についてお話いただけますか?

60年代から80年代にかけての音楽シーンはとても影響力が大きかったよね。60年代のモッズに始まって、パンク、ヘヴィ・メタル......。どの音楽でもキッズたちが団結して、シーンを作るという共通の目標に向かっていたような印象がある。同じコンセプトやアイデアを信じて、シーンを乗っ取ろうとしているギャングの集まりみたいな感じ。

-ということは"Dogs"というのは動物の犬というよりは、仲間たちみたいな意味なのでしょうか。

そうだね。むしろギャングに近い。1つのものに向かってエネルギーを結集させながら走っているような感じだね。

-新メンバーであるJake Pattinson(Gt)とのレコーディングは順調に進みましたか?

実は、Jakeが入ったときにはもうレコーディングは終わっていたんだ。全部Ben (Brookland)の音だよ。