MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

SuG

2014.02.14UPDATE

2014年02月号掲載

SuG

Member:武瑠 (Vo) masato (Gt) yuji (Gt) Chiyu (Ba) shinpei (Dr)

Interviewer:沖 さやこ

-2012年12月29日に行われた国立代々木競技場第二体育館でのライヴをもって活動休止し、前所属事務所PS COMPANYから離籍なさいましたが、その当時の状況はどのようなものだったのでしょうか。

武瑠:バンドが事務所を離籍すること自体がすごく珍しいケースだと思うんです。"スタッフもバンドと同じ方向を向いていないといけない"ってよく言うじゃないですか。その通りで。事務所とメンバーとの、SuGの未来や描いているもののズレが、半端じゃなく大きくなってたんです。方向性の違いができすぎちゃってたんで、メジャー・デビューしてからはみんなで会議もミーティングもしていない状態で......このままだと"(チーム全体で)一緒に作り上げている"というのは嘘だなと思って。だから"やめよう"というより"やめるしかない"という状況でした。だから離婚みたいなもので。離籍のタイミングで1年間お休みをして、個々で活動していきました。

-活動休止ライヴの丁度1年後、2013年12月29日に行われた国立代々木競技場第二体育館で復活ライヴを開催――このライヴは当初、武瑠さんのソロ・プロジェクトの浮気者のライヴと告知されていたものでしたよね。ということはもともとSuGの復活ライヴだというのも決まっていたということでしょうか。

武瑠:勿論、はい。でも普通に"復活"って言っても面白くないから、1回叩かれてみようと思って浮気者のライヴとして発表して(笑)。そしたら案外叩かれなかったです。

masato:確かに。叩かれたいときに叩かれない(笑)。

-(笑)休止中は皆さんどのような活動を?

Chiyu:SuGに戻ったときに還元できることをしたいなと思って、自分がベース・ヴォーカルとしてライヴをしてみたんです。SuGで武瑠と俺の2人で歌う曲があってもいいなと思ったからやってみたのもあるし、センターに立ってライヴを自分で回すことをやることで、武瑠のSuGでのライヴの組み立てかたもわかるなと思って。立ってみてわかったけど、センターというポジションは背負うものが(他のメンバーよりも)更にデカい。それをどう助けていけるかなという考えかたもできるようになりましたね。

yuji:ライヴみたいな表に出るような活動はしてなかったんですけど、曲を作りつつ......ジムに行って健康的な身体を作ったり、フィジカル面を鍛えていきました。

masato:大きく時間を取らないとできないようなことや、ちょっと違った視点でやってみたいと思っていたので、ファッション・ショーみたいなところでパフォーマンスしたり、知り合いの劇団員さんとライヴをやってみたり、バンドとは違う方向で活動するという......実験的なことをやっていました。新鮮にいろんなことを吸収できたので、ステージのありかたをいろんなところから吸収できたと思います。

shinpei:僕はSuGの曲以外の曲で音を出してみたいなと思って、SuG以外の人たちと音を出していって。メンバーのなかでは割とライヴ活動をしてましたね。その間やっていた音楽は結構激しい曲が多かったので、それが今回の新曲でもある「MISSING」に反映できたので良かったです。

-なるほど。武瑠さんは?

武瑠:去年の前半は復活のための細かいミーティングをやったり。あと、ずっと行きたかったニューヨークに3週間だけ行ったんです。そこで語学学校に通ったことが自分のなかでは転機で、頭が固くなってるのを壊してくれるような感覚がありました。買い物とかクラブとか、学校に行きつつみんなでいろんなところに遊びに行ったり、世界の中心と言われているひとつの都市の流行っているものに触れたのは......相当でかかったですね。たった3週間でも思った以上に変わりました。