INTERVIEW
SCREW
2013.11.06UPDATE
2013年11月号掲載
Member:鋲 (Vo) 和己 (Gt) マナブ (Gt) ルイ (Ba) ジン (Dr)
Interviewer:荒金 良介
-改めてホームページのバイオを見させてもらいましたが、2006年の初ライヴからズラーッと日時・会場とすべて日記のように掲載してるんですね。
鋲:インディーズの頃から終わったライヴは書いて、イベントも全部書いてますからね。年間でこれだけライヴをやったんだって、自分たちでもわかるから。思い出として載せてます(笑)。
-結構マメですね。
鋲:そうなんですかね?この先長くなったら、重要なライヴだけ残すかもしれないけど、たまに見ますからね。
-確認の意味もあるんですね。それにしても、結成から今日までのライヴ本数も凄まじいですね。やってない月を数える方が早い。
鋲:生活の一部ですね。ライヴが当たり前というか、そのために曲を作ってるし、そのためにバンドを結成したから。ライヴをやりたいからSCREWやっている感じです。誘われたイベントもほとんど断らずにやってました、特にインディーズの頃は。
-結成時からライヴありきで活動しようと?
鋲:ライヴをやるためにこの道を選びましたから。最近ちょっと減ってきちゃったので、もう少し制作とバランスを考えて、ライヴもやっていけたらなと。
-ライヴが多いと、制作の時間を取るのが大変そうですが。
和己:メジャー・デビュー後はプロデューサー(告井孝通)と一緒にやる時間が増えたので、インディーズと同じスケジュールでやると、しんどいものはありますね。ただ、それも慣れてきて、バランスは取れるようになりました。今はライヴが少なすぎて、すごくライヴに飢えてます。
鋲:制作中にワンマンが入るときもありますけど、インディーズ時代からこういう感じなので慣れました。まあ、制作期間はしんどいですけどね、生み出すという意味で。でも最近気づいたけど、時間があればいいものができるかと言われたら、そこも疑問で。表現したいことがあるなら、時間がなくても出てくる。それが自分の中にあるか、ないかが重要ですね。
-なるほど。結成当時はいわゆるヴィジュアル系のシーンから始めたんですよね?
鋲:今でもそうですけど、別にヴィジュアル系をやめる気もないし、一生ヴィジュアル系でいたいと思います。
-その思いはどこから来てるんですか?
鋲:ヴィジュアル系が好きだし、ほかのジャンルに行こうとも思わないし、メイクは一生するんじゃないですかね。まあ、メイクだけがビジュアル系じゃないと思うけど。
-それだけ自分が受けた衝撃が大きかった?
鋲:そうですね。中学の頃に聴いて、一気にこの世界に心を奪われました。
-音楽的な入り口というと?
鋲:X JAPANのライヴ・ビデオを友達が僕の家に持ってきて、衝撃しかなかったです。それまではJ-POPを聴いてたけど、これはすげえ!ってなって。
-どこが衝撃的でした?
鋲:すべてです。
-では、SCREWとしてはどんな音楽をやろうと?
和己:結成時のメンバーは3人しかいないけど、当時は激しいものをやろうという単純なキーワードしかなくて。結成前にお互いにライヴを観ていたし、そのうちに一緒にセッションするようになって、自然と同じ方向を向いてました。このバンドが好きだから、こういうバンドになろうという話はしてないですね。
-現在のサウンドよりもっと激しかった?
鋲:勢いのみ(笑)?
和己:勢いのみだね。
鋲:そこまで計算して激しいことをやろうとしてわけじゃなく......ノリです。
和己:今だとデモ曲を作って、選曲会を通して、プリプロして、それからレコーディングする感じですけど。昔はスタジオでリフを弾いて、ドラム叩いて、歌って。じゃあ、それを1回ライヴでやってみようって。そういう意味では勢いだけでした(笑)。
-はははは。
和己:でもそれがすげえ楽しくて。それがロックかどうかわからないけど、それもロックなのかなって。今より作られてない感じがするから。
ジン:当時はヴィジュアル系のシーンを意識して作った曲もありましたね。今は楽曲面ではそこまで意識してないかな。
和己:そのほかにパンク、ロック、メタルの要素を入れた感じですね。