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INTERVIEW

THE DEVIL WEARS PRADA

2013.09.09UPDATE

2013年09月号掲載

THE DEVIL WEARS PRADA

メンバー:Mike Hranica (Vo)

インタビュアー:ムラオカ

-アルバムを聴かせて頂きましたが、今までのTHE DEVIL WEARS PRADAのテイストは残しつつも楽曲にバリエーションが増えて、振り幅が広くなったなと感じたのですが、そういった意識はありましたか?

意識もあったけど、自然な流れでもあったと思う。僕自身、アルバムを作る時"何か違うことをしなくちゃ"とは考えない。自分にとって実験的でもあり、プログレッシブでもあるけど、それはMattとAdamがいたからこそ実行できたものだと思っている。自分の声の特徴を知っているから、いろいろ試すこともできた。でもレコーディングをするのって、ライヴでプレイすることを常に念頭に置いている。レコーディングしたものをライヴで演奏するバンドではなく、ライヴしていることをレコーディングするバンドになりたいんだ。その意味はわかるよね?それが洗練と進化につながっていると思うから、そこで多分幅広さが生まれてくるんだと思う。

-すでにメタルコアやポスト・ハードコアという音楽性では収まらないと思うのですが、自分たちで自分たちの音楽性を表現するとしたらいかがでしょうか?

僕は自分たちのことをメタル・バンドと表現している。メタルコアは好きじゃないけど、メタルコアと言われてもすごく嫌な思いはしない。傲慢な態度にとってほしくないけど、自分がやりたかったことに対して、メタルコアとポスト・ハードコアの影響は強かったと思う。それが今この音楽に顕著なのかはわからないけどね。僕はスラッシュ・メタルやグラインド・メタルを聴いているけど、このバンドはもちろんスラッシュでもグラインドでもない。ポスト・ハードコア、つまり進化系のパンクから影響を1番受けていると言ってもいいと思うんだ。それが土台なんだと思うよ。特にヴォーカル面ではね。

-最近のメタルコア、ポスト・ハードコアはみんなが同じサウンド、同じサウンド・プロダクションであるので、聴いていても区別が付かないバンドがほとんどです。そんな中、『8:18』は同じシーンに属しているたくさんのバンドに、新しい音楽を生み出せるんだという希望と、あなたがたが新しいサウンドを習得しどんどんレベルアップして遠い存在になっていくことへの焦りを与えるものではないかと思いますが、あなた方自身はいかが思いますか?

まず、そんな風に言ってくれてありがとう。メタルコア・バンドが好きじゃない自分は好きじゃないんだ。変な言い方だけど。自分たちが属している音楽シーンの音楽を楽しみたい気持ちはある。KILLSWITCH ENGAGEとかAS I LAY DYINGのリフを聴いてカッコいいと思うことは多い。A DAY TO REMEMBERの新しい曲もこの前聴いて、"ヘヴィだな!"って思って感謝できる。でもWarped Tourに行って、メタルコア・バンドを聴いたら、好きじゃないのはわかっている。ちょっとこの質問から逸れちゃうかもしれないけど、多くのバンドはあまり自分たちがやっている音楽に"目的"がないと思うんだ。本当に何がやりたいのか、何を学びたいのか、何を教えたいのかわかってないと思う。プレイしたいから音楽をやっている、人前で演奏したいからやっている。お金目的でやっている。でも自分たちの曲の意味や何を伝えたいかわかっていて、芸術を伝達する目的があるバンドだと、非常に魅力的だと思う。悲しいことに、TDWPの音楽を真似て、内容がないバンドを聴くと......自惚れからではなく心から言っていることだから誤解しないでほしいけど、つまらないバンドに思えてしまい、好きじゃないんだ。

-Track.1「Gloom」ですが、クリーン・パートもなく、非常に不気味で全編スクリームで重苦しい雰囲気の曲ですね。冒頭からこういったディープな曲を持ってきたのはなぜでしょうか?

「Gloom」は5番目にできた曲だったので、曲作りのプロセスの中では最初の方にできたものだった。僕たちはライトを消して、ストーナー・スラッジ的な音を作ろうとした。Chrisのリズム・パートもそんな感じで始まる。この曲を作った時は1stソングになるなんて知らなかった。「Gloom」は他の曲と比べてちょっとコントラストがあると思う。コーラスがないんだ。他の曲はコーラスがあるけど、この曲はリフで成り立っている。でも関わりやすい曲だと思う。2回も聴けばリフもヴォーカルも覚えてしまう。誇りに思うよ。面白いよ。

-PVはすでに撮影済みでしょうか?またどの曲で撮影したのでしょうか?

いや、まだなんだ。今話し合っている段階なんだけどかなり時間がかかっている。人が送ってきているアイティアで気に入ったものが見つからないんだ。好きじゃないミュージック・ビデオはわざわざ作らないので、少し時間がかかるかもしれない。曲は決まったけど、アイディアがよくないだけなんだ。前にやったものとか、陳腐なことばかりなんだ。最悪な場合、僕の風変わりで抽象的な考えに基づいたものになるよ(笑)。

-以前SUMMER SONICで初来日を果たしていますが、はじめての日本はいかがでしたか?もし日本で印象に残っているオフでの出来事や見慣れない日本の風習などが覚えていましたら教えてください。

前回は日本に到着して、演奏して、次の日に帰ったんだ。でも6才の時に日本に住んでいたから懐かしい気持ちにはなれた。でもまたすぐに日本に行けるので、楽しみだよ。