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INTERVIEW

マキシマム ザ ホルモン

2013.08.12UPDATE

2013年08月号掲載

マキシマム ザ ホルモン

メンバー:マキシマムザ亮君

インタビュアー:ムラオカ

-CDに付いている漫画の中に高校時代の亮君が出てきますが、PANTERAの「Cowboys From Hell」のTシャツを着ていますね。実は私も当時1番気に入っていたバンTが「Cowboys~」だったのですが、当時のバンTの中で群を抜いてかっこよくなかったですか?また他に特に思い入れのあるバンTがありましたら教えてください。

いまだにPANTERAは着てますね。バンドTこそが1番オシャレだと思っているんで(笑)。高1の頃に親睦を深める為の2泊3日の林間学校みたいなのがあったんですよ。その夜に、各クラスのヤンキーたちが集結して一時的に手を組んだんです。そこでできたヤンキー同盟がそれ以外のすべての部屋を順番にまわっていき、他の不良を探して潰していくっていう恐ろしい事件が起きて(笑)。イケてないグループがトランプしてる部屋とかにヤンキーが入ってきて、生徒たちの服装や髪型を見るんです。ちょっと生意気そうな服装や髪型をしてる人間は強引に狩られていくんですよ。で、その時僕の泊まってた同部屋のグループの中にSLAYERのいかついメタルTを着てる友達がいて、そいつだけが連れて行かれボコられていました。僕はその時HANOI ROCKSのTシャツを着ていて助かったんです(笑)。ま、僕は普通にイケてない天パー少年だったのも助かった原因かと思われますが(笑)。

-Track.5「中2 ザ ビーム」も素晴らしい曲ですね。刻みまくるリフの嵐が激アツなスラッシュ・メタルに始まり、亮君曰く“進研ゼミ中学講座のCM”に使われても違和感のない、爽やかコーラスが弾けるキャッチーなポップ・ソングへの流れ、組み合わせがたまらないですね。元々別個のマテリアルとして制作し、後から2つを組み合わせて1曲に仕上げているのか、或いは最初から曲の全体像があって制作しているのでしょうか?

ありがとうございます。意識したのは、ただの青春メロコア的なのをそのままやってもつまらないなあってのはあって、怒涛のロッキンリフにスラッシュ・メタル感も融合させたいっていうのは意識的にありましたね。自分的にはスラッシュ・メタルやミクスチャー的なロック要素や爽快なメロサビよりも、この曲の中で1番気に入ってるのは“中学for meお別れ男子 女子〜”ってパートなんです。あそこはモッシュできるわけでもヘドバンできるわけでもないリズムなんですが、あそこのメロディ作った時が1番歌ってて胸キュンしましたね。メロディ的にも歌詞的にも妙に甘酸っぱいんです、最後“BOY!!”で爆発してヘドバンポイントに突入しますが(笑)。

-Track.9「アンビリーバボー!~スヲミンツ ホケレイロ ミフエホ~」はコナミワイワイワールドのパスワードがそのまま歌詞になっているという斬新さが最高ですね。ライヴ会場でこのパスワードを何万人もの人が合唱している様を想像するとにんまりじゃないですか?

僕の個人的な思い入れのあるファミコンゲームのパスワードを曲にするという、なんという暴挙!いや快挙(笑)。コナミワイワイワールドなんて絶対に知らない人の方が多いですからね。でもただのバカな曲ではなくカッコ良いってのがまたバカなんです(笑)。スヲミンツ〜の後ろのベースのフレーズなんかもイカしてるし。

-「アンビリーバボー!~」はアダルトな雰囲気のお洒落なミクスチャー(歌詞はお洒落どころではありませんが……)から一転、ヘヴィなサウンドになりますが、本格的ミクスチャーではなく、REVEILLEのようなラップとコアを強引に引っ付けた荒々しいラップコア・サウンドが個人的にツボでした。

REVEILLEって名前が出てきて、“ああCD持ってたかも?”って思って今パソコンのiTunesのファイル調べたけど入って無くて、部屋のCD棚探しても見つからなくて“あ!たぶん実家の部屋だ”とかやってるだけで貴重な時間40分ほど使ってしまいました(笑)。僕的には冒頭はファンク、そこからスチャダラぽいナヲのラップが入ったり、突然ヘヴィなミクスチャーに展開する、リズム・アプローチとしては90年代中期〜後期のラップコアを彷彿する感じですね(笑)。間奏のレイジ的なベースとスネアの煽りがあって、“アンビリバ”のコーラス連呼がリズム展開していく。リフが8ビートに乗ってその後さらに加速していくことを僕ら“メタリカ走り”と呼んでいて、この曲はメタリカ走りが気持ちよく決まってます(笑)。

-Track.10「え・い・り・あ・ん」ですが、“この曲はアルバムに普通に収録されていると、目立たなくなってしまうのであえて1st MV に選んだ”というようなことを試聴会の際に亮君がおっしゃっていましたが、MVで世界観を表現するにはアルバム中最も難易度が高い曲だと思いますが、実際のところいかがでしたか?

物凄くインパクトある曲だとは思うんですが、アルバムの後半の方にポツンと入ってたら曲の冒頭のイメージだけで“あ、アングラなハードコアな曲だ”と、途中の色々な展開や“エイリアーン♪”のメロディまで聴かずに次の曲へ飛ばされたら嫌だなと(笑)。アルバムの先行MVとして最初にこの曲を映像化したのはこの曲の展開を僕のイメージ通りに映像化して伝えたいって挑戦もあったし、なによりこの曲の中にある真剣な怒りの政治的メッセージに注目してほしいためでもあります。AKB選挙の批判やWinnyに対しての違法ダウンロード反対っていう曲でもなく、もっと他の“STOPさせたいアレ”に対しての曲なわけです。