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INTERVIEW

DEVILDRIVER

2013.08.23UPDATE

2013年08月号掲載

DEVILDRIVER

Member:Dez Fafara (Vo)

Interviewer:KAORU

-前作『Beast』をリリースした際にインタビューさせてもらったのですが、その際Dezは“次のアルバムは、2年後とかではなく3~4年後になると思う”と言っていましたが、思ったよりも早く最新作『Winter Kills』がリリースされることになりましたね。思っていたよりも早く新曲が出来たということでしょうか?

曲は早く準備できていて、実際に時間は充分残ってたんだ。でもこの自分たちが作り出した新しいスタイルを早くみんなに聴いてもらいたいっていう気持ちが高まって、予定より発表を早めたんだよね。みんな楽しんでくれるといいな!

-古巣のRoadrunner Recordsを離れ、Napalm Recordsに移籍した経緯について教えてください。レーベルが変わったことによってバンドを取り巻く環境に変化はありましたか?

Roadrunnerとは随分長くやって来たから、そろそろ離れる時かなと感じたんだ。今までRoadrunnerは俺のキャリアに貢献してくれたし、感謝している。でも俺はこの段階で、DEVILDRIVERの音楽に対してもっと情熱的になってくれるレーベルを探したかったんだよね。

-ツアー・メンバーだったChris Towningが正式にメンバーとなりましたね。彼をメンバーに迎えるのは自然な流れだったのでしょうか?

Chrisは素晴らしいプレイヤーだし、人間的にも素晴らしいんだ。何よりもライヴで最高の演奏をしてくれる。彼が正式メンバーになってくれて本当に嬉しいし、誇りに思っているよ。

-『Beast』から『Winter Kills』がリリースされる間に、COAL CHAMBERの再結成がありましたね。COAL CHAMBERでの活動がDEVILDRIVERの新作に影響を与えたというようなことはありましたか?

COAL CHAMBERのショウは、一旦それを終わらせて過去のものにするための儀式のようなものだったんだ。昔の曲を演奏するのは楽しかったよ。COAL CHAMBERはDEVILDRIVERとは音楽的には全く違うものだから、それぞれお互いに影響することはないかな。

-『Winter Kills』の制作、レコーディングにはどれくらいの時間がかかりましたか?

歌詞を書くのは半年以上掛かったけど、サウンドは2ヶ月で仕上げたよ。

-DEVILDRIVERとしては6枚目のアルバムですが、ほとんどのバンドはこれだけのスタジオ・アルバムを作るとどこかマンネリになったり悩んだりするものだと思うのですが、DEVILDRIVERは常に新鮮さを保っていますね。バンドを常に新鮮に保つ秘訣はなんでしょうか?

そうだな。やっぱり何かをやりたいっていう気持ちが心の底から出てきているものかどうかじゃないかな。それに俺たちは変わることを恐れないんだ。その2つが大事な要素かな。

-『Winter Kills』の制作において、難しかった部分、特に工夫した部分を具体的に教えてください。

難しかったり、努力して工夫した部分というのはないな。これを全部言うと随分長くなっちゃうから簡単に言うけど、このアルバムではありとあらゆることが過去のアルバムと違っているってことなんだ。まずバンドの中にあるヴァイブが違う。そして曲も違うから、ファースト・デモの段階から魔法が掛かったみたいだったよ。

-前作に続き、今作でもMark Lewisがプロデュースを手がけていますね。彼のプロデュースのどのようなところが気に入っていますか?

彼はとても熟練していて、時間を守り、献身的で、俺の声をよく知っていて、それからDEVILDRIVER特有のグルーヴを理解してくれているよ。

-『Winter Kills』は、DEVILDRIVER印のグルーヴィーなアグレッションに加え、メロディック・デス・メタルの要素がふんだんに取り入れられていますね。これまでにもそのような要素はありましたが、フレーズやブルータリティなどに如実に現れ、この上ない緊迫感が溢れていますね。このアイディアはどのようにして生まれたのですか?

ありがとう。多分その緊迫感はライヴ感から来ていると思う。ヴォーカルもほぼ1発録りなんだ。グルーヴについてはDEVILDRIVER特有のカリフォルニア・グルーヴが今まで以上に盛り込まれている。俺自身も他のメタル・バンドにないフレッシュさがあるアルバムだと確信しているんだ。

-ヴォーカル・ワークについても相変わらず素晴らしい!の一言です。感情を伝えるという部分において、どのようなことを大事にしていますか?

ヴォーカルについては実はそんなに特別なことをしているわけでも意識しているわけでもないんだ。深く考えずに感情のまま心から歌うことが大事なんじゃないかな。そうすることで真の感情がストレートに出てくる気がする。