－『Winter Kills』は、バラエティに富んだリズムが楽しめるということも大きな特徴のひとつだと思うのですが、それについてはいかがですか？

このアルバムでは、それぞれの曲が個々の感情を持っていて、そしてそれぞれの曲が自分から曲を完成させていったような……そんな感じなんだ。だからレコーディングでも曲が個性を出して、結果的に曲としてもサウンドとしても、バラエティ豊かな曲が集まったアルバムに仕上がったのかな。

－シングル・カットされるのはどの曲ですか？ミュージック・ビデオは撮り終わっていますか？

リード・トラックとして設定しているのが3曲あって、これら全部にビデオを作ろうと思ってるんだ。「Ruthless」は既にリリック･ビデオがリリースされていて、凄く評判が良いんだ。感謝の気持ちでいっぱいだよ。

－私は個人的に「Haunting Refrain」が特にお気に入りなのですが、この曲ではどのようなことを歌っていますか？

過去の恋人や思い出、過去に存在する時間の亡霊の話だよ。

－AWOLNATIONの「Sail」をDEVILDRIVERらしくカヴァーしていて素晴らしい出来ですね。この曲をカヴァーしようと思ったのは何故ですか？

この曲の歌詞を知った時に、その素晴らしさに衝撃を受けたんだ。だからこの曲のヘヴィ版を作りたくなったんだ。

－COAL CHAMBER時代を含めると、Dezは20年近く活動しているわけですが、レコーディング技術はテクノロジーと共にどんどん進化していますよね。DEVILDRIVERは最新テクノロジーに合わせてレコーディングのやり方を変えたというようなことは今までにありましたか？また、最近のバンドのレコーディングのやり方について思うことはありますか？

常に新しいもの、今まで使ったことがないもの、あらゆる方法を選択肢に入れて制作をしてきたよ。他のバンドが新しいテクノロジーを使うことについても、それによって自分たちの視野がボヤけることがなければ良いんじゃないかな。

－『Winter Kills』も素晴らしいアルバムですし、まだ一度も実現していない来日公演を切望しているファンも多いと思うのですが、それについてはいかがでしょうか？

うん。俺たちは今回日本ではMETAL BLADE JAPAN/HOWLING BULLと契約をしたからアルバム発売後には日本に行くことができると思うよ。本当に楽しみにしているんだ！