INTERVIEW
BLESSTHEFALL
2013.08.20UPDATE
2013年08月号掲載
Member:Beau Bokan (Vo)
Interviewer:KAORU Translator:Yuga
-MONSTER ENERGY OUTBURN TOUR2013にて来日したばかりですが、その際のライヴはいかがでしたか?海外のバンドとして唯一の出演でしたね。
そうだよ、僕たちは唯一の海外バンドだったんだ。あんなにたくさんの新しいファンの前で演奏できるのは素晴らしい経験だよ。今まで何度も日本に来たけど、1番大きなショウだったんだ!だから僕たちはすごく興奮していたよ!
-また共演した日本のバンドのライヴはご覧になりましたか?もしご覧になっていましたらどのような感想をお持ちですか?
もちろん見たよ、最高だったよ!特にcoldrain。たくさんのエネルギーを持っていたし、ヴォーカルの声もすごく良かったね。
-そして新作の『Hollow Bodies』リリースおめでとうございます!バンドにとって4枚目のフル・アルバムとなりますが、素晴らしい作品ですね!バンドが結成してから10年弱ですし、何か節目を感じるアルバムになったのではないでしょうか?
ありがとう!このアルバムはとても誇りに思っているよ。今まで僕たちがやったもののどれとも違う作品だよ。もちろんとても重要な節目であるし、僕たちがこのアルバムを大好きなのと同じくらいみんなに気に入ってもらえると嬉しいな。
-アルバム・タイトル『Hollow Bodies』は、"しなびた身体"というネガティヴさを感じる言葉ではありますが、ドラマチックなサウンドと共にリスナーの想像を掻き立てる言葉ですね。
そうだね。この名前は、意味や目的なしに自分の人生を生きる多くのバンドや人々を表すメタファーとして選んだよ。情熱や魂なしの人生。それらを変えたいと思って僕たちはここにいるんだ。
-繊細な感情が伝わってくる叙情的なサウンドではありますが、全体で聴くととてもビッグなサウンドというか。メロディひとつを取ってもスケール感が増していると感じますが、それについてはいかがですか?
このアルバムを前作より更にビッグに、より良くするために本当に本当に頑張ったんだ。すごく難しいプロセスだけどね。でも新しいサウンドを見つけて、新しいインスピレーションを受けた。後退したり同じでいることは嫌いなんだ。だから進化するしか選択肢はなかったよ。
-制作にはいつ頃から取り掛かりましたか?また、過去3作品と比べてレコーディングはスムーズでしたか?
実は今作では3回レコーディングをしたんだよ。まずElliottがドラムをデジタルでプログラミングをしながらEricとパソコン上でデモをレコーディングしたんだ。そしてアリゾナ州フェニックスのスタジオに行って、ヴォーカルを含めたレコーディングをした。そして最終的な作品の為にJoey Sturgisと一緒にもう一度スタジオ入りしたんだ。レコーディングするごとに改善されてより大きく聴こえるようになったと思うよ!
-リリック・ビデオが公開されている「You Wear A Crown But You're No King」について、解説をお願いします。また、MVは既に撮り終えていますか?
これは僕を小さいころに誘拐した父親のことについて書いた曲なんだ。彼は僕の母親と家族みんなをコントロールしようとしていたんだ。そしてその話を説明するために、自分の王国だと思っていたものに対してなんの支配力も持っていなかった偽の王様をメタファーとして使ったんだ。Warped Tourの最後の頃にMVを撮るよ!
-「See You On The Otherside」までの流れから「Youngbloods」への急展開、「The Sound Of Starting Over」から「Open Water」へ流麗な流れなど、予測が付かない展開で聴き応えがありました。曲の並びにはどのようなことを意識しましたか?
それももう1つの長いプロセスだよ!まず「Exodus」で始まり「Open Water」で終わるのが完璧だと分かっていたんだ。だからその間をたくさんの組み合わせを考えて、自然でエキサイティングな流れができると感じるまで試し続けたんだ。リスナーを飽きさせないためにね。