INTERVIEW
BLESSTHEFALL
2011.10.04UPDATE
Member:Beau Bokan(Vo)
Interviewer:MAY-E Translator : Yuga
-お久しぶりですね。まずは、バンドの近況を教えてください。
ヘイ!すごく良くやっているよ!僕たちはちょうどAll Starsツアーのファイナルを終えたところさ。アメリカとカナダを5週間くらいツアーしていたんだ。これから9日間リラックスして、またヨーロッパとUKツアーのリハーサルに戻るよ。それと個人的なことだけど、僕は美しいガールフレンドと最近婚約したんだ!とてもワクワクしている時期だよ。
-ニュー・アルバム『Awakening』の完成、おめでとうございます。SCREAM OUT FESTの来日時に“『Witness』からさらに進化したビッグなサウンドにしたい”と話してくれていましたが、今作『Awakening』は確かに進化したビッグなサウンドに仕上がっていますね。メンバー皆さん、バンドとしての進化を実感していると思いますが、アルバムが完成した今の気持ちを教えてください。
うん、想像以上に良いアルバムになったよ。実際僕はこのアルバムを聴くのをやめられないんだ。僕たちがやりたかったことはすべて達成したと思っているよ。前作よりもヘヴィでありながら、たくさんのメロディを残しているからね。すごく誇りに思っているよ!
-『Witness』ではメタリックなリフを大幅に削除したと仰ってましたが、今作はしっかりメタルなアルバムになりましたね。「The Reign」のギター・ソロも印象的です。Ericの思い通りのサウンドになったのではないですか?
うん、Ericはこのアルバムの制作中、かなり頑張っていたよ。彼は素晴らしいギタリストだし、このアルバムでも本当に活躍している。すんごいリフの他にも、いくつかソロもやっているんだ。
-皆さんがそれぞれに素晴らしいプレイヤーであることを改めて思い知らされる作品です。サウンド面ではどんなところに苦労しましたか?
そうだね、このアルバムは今までで一番極端に批評される作品になると思う。これは僕にとってこのバンドでの2枚目のアルバムだからね。 2枚目のアルバムが一番大事、とか言われているだろ? 今回は僕たちの昔からのファンに気に入ってもらえるように、そして新しいファンも得られるように努力したから、前作と似た音を保ちつつ、よりユニークな作品にしたかったんだ。実験的なアルバムや、ポップだったりメタルだったりに偏りのあるアルバムにしたくはなかったんだ。ただみんながそれぞれ何かを感じられるようなアルバムを作ろうと努力したよ。ファンのみんなは僕たちの作り出した作品を気に入ってくれると信じているよ。
-クリーン・パートの美しいメロディも、より引き立っていますね。Beauのヴォーカルを聞いても、さらにビルドアップしているのが分かります。ヴォーカル面で工夫した点を教えてください。
ありがとう!僕はいつも自分の喉に気を遣っているよ。ツアー中は煙や喫煙、乳製品やカフェインを含むものには近づかないようにしているんだ。それらの物は僕の声に悪い影響を与えかねないからね。それにそれぞれのショウの前にウォーミングアップをするんだ。喉を傷つけないためにね。このバンドと長いことツアーをして、僕のヴォーカルはとても力強くなったんだと思うよ。
-「Meet Me At The Gates」は、それまでのBLESSTHEFALLのイメージを払拭する大作となりましたね。この曲が出来た背景を教えてください。
他の曲と同様に、Ericがこの曲のベーシックな構成を作って、あとは残りのみんなも一緒に考えながらそれぞれのパートを追加していったよ。最後に僕が曲を受け取って、歌詞とメロディをつけたんだ。僕の書く歌詞は全て個人的で本当の話だよ。
-今作にはバンドの強い思いを感じます。『Awakening』というタイトルにはどんな意味が込められているのでしょう?アートワークと合わせて解説お願いします。
このタイトルは、人それぞれ異なった意味を持つんだ。だからこの名前に決めたんだよ。レイアウトのアートワークの中には、様々な場所を悲しく孤独に彷徨い歩いている女の子が登場するんだ。彼女は自分自身を探すための旅をしている。ひとつの場面で彼女が水の下で溺れているところがあるんだけど、カバーアートではその彼女が水の中から自分を救うため飛び出すところを映し出しているんだよ。基本的には、どんなに迷っていたり恐れていたり、すべての望みが失われたように見えた時でも、自分だけが自分自身を救えるということを表現したかったんだ。自分で乗り越えるという選択をしなければいけないんだよ。
-ツアーで忙しくしているイメージがありますが、今作の制作にはどのくらいの時間をかけられたのですか?
ツアー中に曲を書いたよ。それにスタジオ入りする前にも少し休みがあったから、かなりたくさんの曲書くことができたんだ。