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INTERVIEW

NOTHING TO DECLARE

2013.05.14UPDATE

2013年05月号掲載

NOTHING TO DECLARE

Member:Mas Kimura (Vo/Gt)

Interviewer:ムラオカ

-タイミング的にはアルバムを作っている中での要請だと思いますが、この曲だけ先に作ったんですか?

この曲は最後に作りました。レコーディングは終わっていて、この曲だけコンピに入れるために別のスタジオで録らせてもらったんです。4分の中に自分たちをどれだけ盛り込めるかっていう、ダイジェスト的な曲を作ったらみんなに分かってもらえるんじゃない?って、そういうコンセプトで作り始めて、内容とか展開とかも僕らなりにこだわってやっています。

-確かに初期のスクリーモに通じるエッジが効いて、即効性の強い曲に仕上がってるので、たくさんのバンドが収録されているコンピで戦っていくにはもってこいの曲ですね。

そうですね。

-その「The Life, The Death」も収録された『Your Obsession』が5月15日にリリースされますが制作はいつ頃から?

録ろうって話しは出てて、最後の「Somebody Wants Me Dead」は、このバンドでこのラインナップで1番最初に作った曲なんです。それを元にいつかアルバムを作ろうというなかで、まだ自分たちが確立されてなかったので、実際1年ぐらいはかかってますね。

-結成してすぐに制作を始めたんですね?

そうですね。聴いてもらえるものがないとまず話にならないだろうということで。

-結成してすぐに制作し、リリースという動きができたのは、各メンバーの経験値ですか?

そうですね、メンバー皆個々にリリースしてきているので、リリースすることの重要性は分かっていたので、じゃあまず音源を作ろうということで始めました。

-アメリカン・ロック調の「Born To Be Mild」、パワー・バラード的な「Close To Nothing」など中盤はバラエティに富んでいて、レンジの広さを感じさせますがそれは意識していますか?

ひとつひとつに個性を持たせるというか、ジャンルに捉われたくないってみんな言うんですけど、それって実際難しくて。そのメロディに合った楽曲にしてあげるというか、そうしてたら自然になった感じですね。それも僕らの今までの多種にわたる活動が集結されてできたと思うんです。意識して遠ざけるというか、違う風にしようというのは特になかったですね。

-楽曲制作はどういうスタイルでやってますか?

僕がデモの音源までつくって、みんなに聴かせて、みんなで“ここをこうしよう、ああしよう”をスタジオでやっての繰り返しですね。

-では根幹はMasさんの方で、そこに各メンバーの意見が加わってると?

そうですね。

-曲のふり幅が広いので、各メンバーさんが持ち寄ってるのかと思いました。

いずれそうできたらいいな、今後の僕らの楽しみでもありますね。

-Track.7「Voices」はMasさんの日本人的な部分が出てるかと思います。

メロコアをやっている自分もいたり、Yoshiくんがずっとメロコアのストレートなサウンドだったり。僕の中ではTHRICEってバンドが大好きで、そこがちょっと出たのかな?と思いつつ、周りにはそんな風に聴こえてなく、ちょっと不思議な曲ですね。

-そうですか、THRICEのテイストはバッチリ感じさせる曲だと思いますよ。実は激ロック・マガジンでTHRICEがコラムを書いてたんですよ。

えぇ!そうなんですか!?誰が書いてたんですか?テッペイさん?

-そうですね。

日本語でやられてたんですか?

-英語でやって、こちらで和訳してでしたね。THRICEは初期と後期で全然音が違いますが、いつ頃が好きですか?

初期の頃からTHRICEフリークで、その後も彼らがやることやること全部好きですね。旅の途中とかは最近のフワーっとした考えさせられるような曲が好きだったり、ジョギング中とかは初期の激しいのが好きだったり。ホント良いバンドですね。

-Track.8の「Somebody Wants Me Dead」が最初に作った曲というのが、少し驚きました。

2012年頭ぐらいにパフォーマンス・ビデオみたいな、PVとは違う僕らの演奏シーンだけのビデオを撮って、“これがNOTHING TO DECLAREです!”っていう挨拶代わりにビデオと音源とiTunesで出したんです。それが最初でしたね。