INTERVIEW
PARAMORE
2013.02.16UPDATE
2013年03月号掲載
Member:Hayley Williams (Vo) Jeremy Davis (Ba) Taylor York (Gt)
Interviewer:ムラオカ
-また必然的に新作を制作する際に、前作の結果を超えたいという思いが出てくると思うのですが、そういうプレッシャーに対してあなたはどのように向き合ってきましたか?
H:『Riot!』を発表した時、私たちはものすごく忙しかったの。今日に至るまで、あれが1番クレイジーな時期だったわ。信じられないぐらい多忙だった。でも『Brand New Eyes』での私たちは、商業的に大きな成功を収めて、チャートでもいい結果を残せたけど、前より忙しくなかったの。ずっと活動は続けてて、休みも取らなかったけど、いろいろなことをスケール・ダウンしたのよ。だから今作よりも、『Brand New Eyes』の制作の方がずっと怖かった。今作は、私たちにはコントロールできないことがありすぎたわ。メンバーが2人いなくなって、全てがすごくクレイジーだった。だから、とにかく私たちが大好きなアルバムを作りたかった。制作を楽しんで、ファンに私たちがどこにも行かないってことを知らせたかった。『Brand New Eyes』を超えるっていうのは、そんなに重要じゃなかったの。そういうことを考えちゃうと、ものすごいプレッシャーになるから。それ以前のアルバムの制作でも、そういう感じだったのよ。
-新作のタイトルはセルフ・タイトルですね?過去3枚ではなく、これからの作品でもなく、今作のタイミングでセルフ・タイトルを冠した理由を教えてください。
J:これまでは、セルフ・タイトルって1度も僕たちの頭には浮かばなかったんだ。今回が初めてで、Hayleyが言い出したんだけど、全員が気に入ったんだ。もしセルフ・タイトルをつける時があるとしたら、それは今作だって感じたんだよね。
T:セルフ・タイトルのアルバムにしたことで、“PARAMOREは宣言しようとしてるようだ”ってよく言われてるんだけど、それは間違いなく正しいよ。“このアルバムは僕たちなんだ”っていう宣言をしたかったんだ。これまでの作品に対しても、そういう気持ちはあったと思うよ。でも今回は前とはかなり違うっていう気がしてて、もう今更遅すぎるかもしれないけど、これが僕達がなりたかったバンドだったって感じてるんだ。だから皆にも、“これがPARAMOREだ”って言いたいんだ。