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INTERVIEW

RIZE

2012.10.16UPDATE

2012年10月号掲載

RIZE

メンバー:JESSE (Vo)

インタビュアー:ムラオカ

-英語詞と日本語詞のバランスも非常に面白いなと思うんですが、これは自然にそういうバランスになったものなんでしょうか?

今までは英語を使うと“何を言ってるか分からない”ってファンに言われたりしたけど、俺の得意な英語をもう少し使ってもいいかなって思ってるんだよね。曲をファンのために作り過ぎていたかなと。ぶっちゃけ今はファンのためではなくて、自分のために作ってるんですよ。それでも俺が歌ってることに共感してくれるファンがいれば、俺は“お前が共感してくれて嬉しい”ってHIGH FIVE交わすようにしてるんです。“共感してもらうために書いた”って言っても、“全然共感できない”って言われたら俺マジで凹むと思うし。今までの日本語詞と英語詞のバランスを逆にした感じかな。

-そちらの方が王道なパターンですよね。

そうだね。それも娘を育ててるから分かったんだけど、最近の保育園、幼稚園、小学校って当たり前のように英語を教えてるんだよ。俺はアメリカン・スクールだったから分からないけど、日本の学校って中学までの英語は触りみたいなもんで、高校ぐらいまでちゃんと英語を教えないでしょ? でも、母国語以外の言語を覚えるのは10歳までって言うし、高校から英語を教わったって遅いじゃん。でも今の時代なら子供たちがあと2、3年後に俺の歌詞を見たときに普通にスラッと読めると思うんだよね。俺の歌詞を振り返って読んだら、“こうなっちゃいけないよ”、“こういう悩みはあるよ”とかそういうことを歌詞で言ってきているつもりだから、出来る限り娘が読めるものをいっぱい作りたいと思ってる。日本語は比喩って言葉があるけど、比喩を使えないくらい細かくたくさん言葉の数があるから、実際比喩は英語でしか使えないんだよね。ニュアンスだったり言葉の発音とか、例えば英語だったら“ワオ”と“ワォッ!!”だけでも大分変わるんだけど、例えば、“君のキスは薔薇のようだ”って日本語で言ってもマジでくさいヤツになっちゃうよね。だけど、英語だとすらっと流せちゃうんだよね。日本語ってすごく細かく角度によって言葉が分かれているから、ワン・ウェイにしか進まなくなっちゃうから、日本語で歌詞を書くのは難しいと思ってるんだよね。でも英語ってその人次第で捕らえ方が変わるからさ。

-先ほどストライドとのコラボレートについて少し触れられていましたが、300人のファンを集めてMVを撮影するとのことですが、実際にこれはどのようなMVになるのでしょうか?

アメコミっぽくしたいなとは思っていて、現実離れしてはいるんだけど300人の本物の人間を使うからそこがすごく面白いことになるんじゃないかと思ってますね。

-メンバーみなさんの意見もMVには反映されるのでしょうか?

もちろん。俺はもう1つE.D.O.っていうプロジェクトをやってるんだけど、そっちではミュージック・ビデオを全部自分で作ってたんですよ。いつかRIZEのも作りたいなって思ってたんだけど、今回は監督が前々から仲のいい人で、AIR JAMのドキュメンタリーを昔から撮ってる人なんですよ。この間もAIR JAMで会って話してたんだけど、すごいものができると思うから楽しみにしててよ。

-ではストライド側が用意したというよりは、RIZEさんの意向でということですよね?

そうそう、完全にRIZE側ですね。でもきっとストライドのキャラは出てくると思うよ(笑)。

-HEROとか、ですよね?

そうそう(笑)。でも、最初は舐めていたけど、あのコンセプトは本当に良いよね。“やめようか、続けようか”って悩んでいる人にしか見えない妖怪なんだよね。妖怪っていうのはじいちゃん、ばあちゃんが子供を教育するために作った話だって言うじゃん。だからどちらかというと、その子供を教育してくれる妖怪なんだと思うんだよね。でも、スーパーマンとかバットマンとか、ヒーローも同じだと思う。みんな少し悲しいバックグラウンドがあってヒーローになるし、そういうことがないと人間って目覚められないと思うんだよ。だからストライドのヒーローも、コイツは強い、いっぱしの勇者だという人には見えなくて、ギリギリの人にしか見えないんだよ。そう考えると、ライヴに来る子たちっていうのは、そういう子たちばっかりでさ。普段何か抱えていたり、友達がいないとかいろいろあって、それでもライヴに来るとそういうことを忘れられる。諦めずにこの先、その丘を越えれば見えるからっていうギリギリのところで諦める人が多い中、そういう人たちをサポートするのがストライドのキャラなんだって聞いてからは、RIZEもそういう存在になれればなって思ったし……だからタイアップって意識はあんまりないかな。

-他にもタイアップはされていますが、その中でも今回は気持ち的なところも共感出来たということでしょうか?

お互いがちょっと似てるというか。

-それは素晴らしいですね。

話しながらガム食うのは礼儀悪い訳じゃん。けど、あっくんがライヴ中にストライドを噛んだらしくて“気が散らずにすごい集中してできた!” って言ってて、プラス“味長持ち!”って言ってたよ(笑)。

一同:(笑)

本当にストライドは味長持ちなんだよ!東京から仙台まで新幹線で行くときにストライドを噛んでて……まあ途中寝ちゃったんだけど(笑)、仙台駅に着いて“あっ”と思って噛んだらまだ味あったからね(笑)。