INTERVIEW
JOB FOR A COWBOY
2012.04.11UPDATE
Member:Jonny Davy (Vo)
Interviewer:ムラオカ
-『Genesis』はビルボードで54位、前作『Ruination』が42位と着実に支持基盤を広げてきたあなたがたですが、『Ruination』リリース以降ツアーを多く重ねたと思いますが、各地で熱烈に迎えられたのではないですか?
この結果は全く俺たちが予想していなかったことなんだよね。でもリリースの度に高く評価されてサポートされていることは本当に嬉しく思ってるよ。このジャンルの音楽がこれほど広く認知されるっていうのは明らかに珍しいことだからね。ツアーを周っていても反応が良いよ。
-Brent Riggs(Ba)とBobby Thompson(Gt)の2人が2011年に相次いで脱退しましたが、どういった事情で脱退することになったのでしょうか?
まずBrentだけど、彼はこのバンドに長く居過ぎたんだ……。彼は素晴らしい友人だったし、バンドの個性でもあった。彼がいた最後の年、彼とバンドの他のメンバーは距離を置くようになっていた。実は彼はドラッグの問題を抱えていて、それが俺たちの関係や演奏に影響を与えていたんだ。だから彼がバンドを脱退したのは仕方がないことだし、本人も納得の上のことでね。お互いにとって悪い結果になったよ。 それからBobbyに関してだけど、彼にはツアー生活が負担だったんだ。俺たちは1年に8ヶ月も9ヶ月もツアーするからね。彼は自分にはその生活がもう無理だと判断した。彼は今でも俺たちの友だちだし、実は『Demonocracy』に収録されてる曲に彼と一緒に書いた曲も1つあるんだ。
-なるほど。またTony Sannicandro(Gt&Vo)とNick Schendzielos(Ba)の2人が加入しましたが、彼等はどういった経緯で加入したのでしょうか?また2人はJFAC加入以前はどういった活動をしていたのでしょうか?
ギターのAlはJOB FOR A COWBOYに加入する前、DESPISED ICONで演奏していたんだけど、TonyはDESPISED ICONと近しい友だちだったんだ。俺たちがメンバーを探していたらDESPISED ICONのメンバーがTonyを紹介してくれて、それ以来彼は俺たちと凄く上手く行ってるよ。ベースのNickはCEPHALIC CARNAGEで演奏していたんだけど、このバンドとはよく一緒になるから、もうここ何年も仲が良かったんだ。CEPHALIC CARNAGEは最近活動をあまりしていなかったから、彼がウチに来るにはあまり問題がなかったんだよね。この2人が来てくれて、バンドのミュージシャンシップという意味では凄くグレードが上がったと思う。
-去年6月にデジタル・ダウンロードにてリリースされた4曲入りEP『Gloom』 のレコーディング時点ですでにTonyとNickの2人は加入していたのでしょうか?
そうだよ。
-新加入の2人は満足のいく演奏やパフォーマンスをみせてくれていますか?また2人がバンドに持ち込んだ新しい要素がありましたら教えてください。
そうだね。以前よりもっとテクニカルになったと思う。もう自分たちが完全にテクニカルなバンドだって言えるだろうね。
-あなたがたは比較的メンバー・チェンジが多いバンドというイメージですが、現在のラインナップは長く続きそうでしょうか?
もちろん!Brentがバンドに居た時は、さっき言ったような理由で凄く不安定だったんだ。Nickが加わってからは全て上手く行ってるよ。正にバンドに火がついたって感じだね。
-『Gloom』は名プロデューサーJason Suecofと DAATHのギタリストEyal Levi等とチームを組んで制作したようですが、このチームというのはどういった趣旨のものだったのでしょうか?
俺たちは仲が良いから一緒に仕事をしていて心地良いんだよね。それに彼らは凄く才能豊かなミュージシャンだから信頼してるし、彼らの意見を尊重しているんだ。
-ニュー・アルバム『Demonocracy』完成おめでとうございます。EPを挟んでではありますが、約3年ぶりのフル・アルバムですね?完成した今の気持ちを教えてください。
先ず安心したね。1年くらい何もしていないような状態が続いたから。アルバムを完成させて気分が良いし、通常のツアー・サイクルに戻れるのも嬉しいよ。今までで一番出来の良いアルバムだって強く信じているしね。俺たちは何か特別なことを成し遂げたような気分なんだ。バンドとして、ミュージシャンとして大きな一歩になるアルバムだと思う。
-『Demonocracy』では『Gloom』 と同じチームを組んでの制作だったのでしょうか?
うん、そうだよ。