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INTERVIEW

STONE SOUR

2010.12.14UPDATE

STONE SOUR

メンバー:Corey Taylor(Vo)

インタビュアー:KAORU

-なるほど。大変な思いをしながら『Audio Secrecy』を完成させたんですね。ところで、「人が音楽を買わなくなった」という理由のひとつに、リスナーがアーティストに対してあまり愛着を持たなくなってきている状況があると思います。海を隔てたアーティストの曲でも、今はネットで簡単に聞けるし、ダウンロードも出来ますし。そういう状況は、プロフェッショナルに活動している貴方にとって、実際に影響を感じていたりしますか?

業界の雲行きとしては、ダウンロードが理由だっていうことになってるけど、俺は実際の理由はそこじゃないと思う。みんな、そのバンドが本当にいいバンドなのかどうかわからないのに、そこに対してお金を払うのが怖いのさ。殆どのバンドが、型通りの同じような音楽、つまらない音楽なんじゃないかっていうことが、みんなの頭の中にあるんだと思う。そんなバンドなら、金払ってまで聴いてみようという気にはならないし。とりあえずちょっとだけでも聴いてみようってのが、ダウンロードに走る理由だと思う。要するに、“リスクを犯す価値がない”って思われちゃってるんじゃないかな。俺も、今の時代の新しいものを探したい時にネットを利用して、お金を払ってダウンロードしたりするけど、アメリカのバンドに関して言えば、9割方同じようなバンドばっかりでがっかりする。本当にいいものでなければ、お金を払ってCDを買おうとは思わないよな。それは、例えば音の作り方、打ち込みだったらオートチューナーとか使うとか、テクノロジーの発達による弊害っていうのもあるんだろうけど。それにしても本当に買いたいものは限られてくる。みんなそうじゃないか?レコード会社が、「みんなCDを買わない」とか嘆いてても、お前らが契約したアーティストだろ?って。そんな事言う前にちょっと考えろよって思うな。

-なるほど。購入する側としてはもちろん、本当にいい音楽を買いたいですよね。

もちろんさ。まぁ、俺が言ったことには、反発意見もあるだろうけどさ。

-さて、STONE SOURとしては、これまでで3枚のアルバムをリリースして、何か一つの到達点を迎えたのではないかと思うのですが、これからのSTONE SOURはどうなっていくのでしょうか。

確かに一つの到達点に辿り着いたっていう感覚はあるよな。アルバムを作るスタンスとしては、自分たちが大きな輪の中に立っていて、その輪をどうやって広げていこうか、どうしたらもっとスペースが増えて、自由に歩き回れるようになるのか?って感じなんだ。Royはバンドに入ってきてから自分の曲を持ち込んでくれて、それが当初やっていたサウンドと見事にマッチして、更にここから色んなことにトライしていこうっていう気合が生まれたよ。『Audio Secrecy』が完成したことによって、いい形の輪が出来た。ソングライターとしても、ヴォーカリストとしても、同じことばかり繰り返すのは最悪だと思ってるし、どんどん色んなことにトライできる環境を作っておきたい。自分たちを囲んでるバブルをちょっとでも大きく広げたい。それが、世の中に対して、可能性を示していくってことだと思う。『Audio Secrecy』で、更なるビッグな輪を作っていけるスタート地点に着けた気がするから、これからはやっぱり、実験性だよね。そして、意欲と勇気を大事にすること。意欲と勇気を持って、正しいと思うことをしていけば、必ずいい結果が付いてくるっていうことを、俺は自分の経験から学んだ。だから、これからは“意欲”がテーマになってくるだろうね。