INTERVIEW
ALESANA
2010.03.11UPDATE
2010年01月号掲載
Member:Dennis(Vo) Shawn(Vo&Gt&Piano) Patrick(Gt)
Jake(Gt&Backing Vo) Jeremy(Dr) Shane(Ba&Backing Vo)
Interviewer:MAY-E
-その本作『The Emptiness』は、ALESANA流の"ホラー映画"だそうですが、好きなホラー映画を教えてください。
Shawn:「Drag Me To Hell」(邦題:スペル)という作品は、なかなか良かったなぁ。
-アルバムの仕上がりが素晴らしく、プロデューサーのKris Crummettとの相性がとても良かったと思いました。
Shawn:そうだね。まず、Krisを迎えて良かったと思った点は、彼が俺達と同じヴィジョンを描いていたところさ。彼は曲ごとに切り離した考え方ではなくて、アルバム全体をひとつの作品として取り組んでくれたんだ。『The Emptiness』の音楽を実現させるために、彼はとても良い仕事をしてくれたと思うよ。
レコーディングに入る前の段階で、俺たちは曲を100%完成した状態で持っていったから、一緒に作り上げるというよりも良いところを引き出す役割を担ってくれたんだ。俺たちはKrisが手掛けてきたバンドの中で最も準備を整えていたバンドだったと思うよ。
-Krisをプロデューサーに迎えようと思ったきっかけとなる特別な作品はありますか?
Shawn:うん、DROP DEAD GORGEOUSのアルバムだよ。Krisはバンドの良いところを引き立てるだけじゃなくて、彼ららしい音作りもしてくれるんだ。DROP DEAD GORGEOUSを聞いて、KrisはKris自身が欲しい音じゃなくて、バンドが求める音を作ってくれる人だと分かったから、Krisを迎え入れることにしたのさ。
-Krisが手掛けたバンドの中には、全員がパンツ一丁になってレコーディング作業をした等のユニークなエピソードを持つバンドもいるのですが、皆さんはいかがでしたか?
Shawn:(笑)Kris本人からそんな話を聞いたことはないけれど、まるで友達と一緒にレコーディングをしているような感覚だったな。Krisはボスみたいに偉そうに振舞うこともないし、威張ったりもしないんだ。友達とつるんでいるようなリラックスした雰囲気の中で作業を進められたよ。