MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

STORY OF THE YEAR

2008.12.16UPDATE

STORY OF THE YEAR

Member:DAN MARSALA(Vo.) / RYAN PHILIPS(Gt.)

Interviewer:MAY-E

-04年の初来日公演時にオープニングアクトを務めたFACTですけど、覚えていますか?(激ロックフリーマガジン11月号の表紙のFACTを見せながら)

Dan(以下:D):ああ、なんとなくだけど覚えているよ。だけど、彼らは前からこんなマスクを付けていた?(能面を被ったFACTのアー写を見ながら)

-これは今回からで、以前は付けていなかったです(笑) あなた方も参加した初年度のTaste Of CHAOSと比べ、本年度のTaste Of CHAOSはだいぶ違う雰囲気になっていると思うのですが、昨日、一日目のショウを終えてみて如何でしたか?

D:うん、僕たちがヘッドラインを務めるツアーと違って、今回のTaste Of CHAOSは日本のバンドがヘッドライナーを務めているから、来ているお客さんも洋楽ファンの日本人だけじゃなくて、会場も独特な雰囲気があったような気がしたよ。だけどその分、お客さんが沢山いたし、すごく楽しめたというのが率直な感想かな。

Ryan(以下R):僕たちのファンじゃない人たちも来ているということは、新しいファン層にアプローチ出来るチャンスでもあると思うから、それはすごく良いことだと思うんだ。

-今、Danが独特な雰囲気だと仰いましたね。MUCCやDIR EN GREYというバンド達は日本の中でも確立されたシーンを獲得しているのですが、実際にオーディエンスの盛り上がりをご覧になって如何でしたか?

D:けっこう確立されたシーンなんだとなと感じた。さっきは独特な雰囲気だったと言ったけど、アメリカでもSLIPKNOTが居てマスクを付けたりだとか、過激なパフォーマンスしたりして受け入れられているわけだからそんなに違いがあるとも思わなかったよ。MUCCは普通のロックバンドより少しアクションが大きかったりするくらいで、僕たちと同じロックバンドだと思うしね。

-Ryanはどうですか?

R:とてもクールだと思う!以上(笑) (目の前に置いてある録音用のデジタルレコーダーを見て)ところで、これは何?携帯電話?

-いえ、レコーダーです(笑)

R:そーなんだ!携帯電話かと思っちゃった。クルックー!(レコーダーに向かって変な鳴き真似をする)

-(笑)お二人は日本の音楽って聴いたりしますか?

R:正直に言うと、僕は日本の音楽はまったく聴かないんだ。だけど、ぶっちゃけアメリカの音楽もほとんど聴かないんだけどね。

D:ちょうど今日のお昼にオレスカバンドの話題に出たよ。彼女達に関してはワープトツアーを一緒に回ったからバンド名は知っている。だけど、アメリカでは日本のバンドで有名なバンドはあんまり居ないかな。

-先日ALESANAというバンドが来日してインタビューをしたんですが、その時もオレスカバンドの話をしていたんですよ。最近、海外のバンドと話をしている時に日本のバンドの話が上がることがしばしばあります。

D:ALESANAもワープドツアーで一緒だったから覚えているよ。しかも、彼からは結構目立つ存在だったしね。オレスカバンドに関しては、メインステージでMOTION CITY SOUNDTRACKと一緒にステージに上がったりしていたんだ。だから彼女らは周りから結構注目されていたと思う。

-数年前は日本のバンド、たとえばX JAPANの海外進出っていうのはとても難しい時代でした。今は海外で日本のバンド、たとえばMUCC、DIR EN GREYらのアメリカでの活躍ぶりを耳にするようになったのですが、海外進出をした日本のバンドというのは実際のところ、どのくらいアメリカのリスナーに浸透しているのでしょうか?

D:正直なところ、俺はMUCCの名前は今回のtaste Of CHAOSに参加して初めて知ったんだ。だけど、彼らはアメリカのTaste Of CHAOSにも参加しているし、AVENGED SEVENFOLDなんかと一緒に5~6000人クラスの場所でライヴをやっていたバンドだから、それでアメリカでの知名度をかなり上げているのかも知れないね。

-今回も参加しているAS I LAY DYINGですが、以前はSOTYとのカップリングツアーでも一緒に日本に来られていますよね?彼らと仲は良いのですか?

D:うん。今回一緒に来ることになったのもたまたまなんだけど、実はヨーロッパツアーも彼らと一緒に回っていたんだ。しかも同じツアーバスで回っていたんだよ。数年前からお互いを本当によく知っているし、すごく気の知れた仲だ。対バンするバンド同士が打ち解けることができないことはよくあることだけど、彼らとは気まずいことも無いから、俺たちもすごくやりやすいし、気分良くライヴができる環境にあるよ。彼らはすごく良い人だし、俺は違う意味で大好きだよ。