－違う意味で好きだというのは？

R：えっと、本当にゲイだと思われると困るけど、本当に彼らのことは隅々まで熟知しているよ（笑）

－すこし前の話しになりますが、最新作「The Black Swan」からEpitaph移籍したというニュースには大変驚きました。Epitaph Recordsに移った経緯を教えてもらえますか？

D：細かい経緯を話すと、以前所属していたMAVERICKが無くなることが決まった時に、WARNER MUSICがMAVERICKを引き取るか、引き取らないかという話になっていたんだよ。結局はWARNER MUSICがMAVERICKを引き取らないという話になった。俺たちも次のレーベルをどうしようかと思って色んなレーベルを当たったり、逆に色んなレーベルからオファーもきていたんだ。最終的にEpitaph Recordsの社長であるBrettとすごく意気投合して、このレーベルで行こうと決めたんだ。それに、小さい頃からEpitaph Recordsのバンドを聴いていたからというのも理由の一つだね。やっぱり再始動するときには大きなメジャー・レーベルじゃなくてバンドを大切にしてくれる小さなインディー・レーベルでやりたいと考えていたし。その方がやりたいことも自由にやらせてくれるしね。サポートもきちんとやってくれるし。

R：このご時勢、メジャーにいることがすごく怖いよ。いきなり契約を切られたりすることもあるからさ。でもインディーっていうのは本当にフレンドリーだしバンドのことをすごくよく考えてくれるんだ。だからインディーでやるっていうのはずっと視野に入れていたよ。

－Danが特に良く聴いていたEpitaphのバンドとは？

D：BAD RELIGIONとかNOFX、RANCID、H2O、REFUSEDとかだね。９０年代中期のEpitaph Recordsを作り上げたバンドが好きだったな。

－彼らと話す機会はありましたか？

D：うん。ご存知の通りEpitaph Recordsの社長であるBAD RELIGIONのBrettとは話したことがあるよ。

R：僕がBrettと電話で話をしたんだ。崇拝していたバンドの人物に、まさか10年後、電話出来るようになるなんて思ってもみなかったな。

D：あとはH2Oのヴォーカリストがファースト・アルバムに参加してくれたりと、彼らとは何かしら繋がりはあったね。

－サード・アルバム「The Black Swan」は大変気に入っています。ここに収録されている楽曲は、移籍前に書かれたものなのですか？

D：移籍前に出来ていた楽曲と移籍後に書いたものの割合でいえば半々くらいだね。Epitaph Recordsに最初に送ったデモテープは、Epitaph Recordsに送るために新たに作った楽曲だったな。レーベルが決まるまでは約１年間のブランクがあったから、曲を書く時間はたくさんあったんだ。残りの楽曲は、Epitaphが「The Black Swan」を出してくれることが決まってから書き上げたものだよ。

R：マイスペースなんかのコメントを見ていると、三作品中で一番好きなアルバムだって言ってくれる人が多いね。

D：きっと君が気に入ってくれたように、ファンのみんなも気に入ってくれたんじゃないかな。

－（Ryanが何やら興味深そうな顔をしている）Ryanは何かありますか？

R：ああ、ごめん。インタビューに関してのことじゃないんだけど、日本語の発音って面白いなぁと思ってて・・・

－そうですか。日本語はどんな言葉を覚えましたか？

R：チンチン、チンコとか・・・ごめんね（笑）

D：アリガト。ドウイタシマシテ。あと、オレハオカマダ（？）。

R：いいね！

D：ゴハン！ビ・・・ビル？

R：ビール？

D：そう、ビール！カンパイ！キテクレテアリガト！

R：気分を害しちゃったらごめん（笑）

－いいえ、とてもユニークで面白いですよ（笑）

D：ありがとう。 今回は東京公演のみだろ？今までは大阪や名古屋に移動しなくちゃならなくて、長くても東京に２０時間以上滞在できることがなかったんだけど、今回は４、５日間ずっと東京にいることが出来るのがとても嬉しいよ。君たちは日本人だから気づかないかもしれないけれど、東京が世界の中でもどれだけ素晴らしい街かってことを来る度に思うんだ。

－では、東京に来たら遊びに行くところはありますか？

D：まずはマクドナルド！

－（笑）

D：日本に来るのはこれで７回目だからね。もう既に色んな場所にいったことがあるんだけど、今回は僕らのホテルが明治神宮の近くにあったから、そこまで歩いていったよ。

R：カラオケにもいったね。カラオケは好きなんだ。だけど僕は昨日、なんだか体がゾクゾクとしちゃって鳥インフルエンザなんじゃないかと心配になって、外に出るのをやめたんだけどね。