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DISC REVIEW

Endtime Signals

DARK TRANQUILLITY

『Endtime Signals』

Release Date : 2024-08-16
Label : ソニー・ミュージックレーベルズ

個人的には、前作『Moment』は叙情/耽美路線の集大成と呼べる素晴らしい内容だった。そこからChristopher Amott(Gt)や結成メンバー Anders Jivarp(Dr)らの脱退を経て生み出された本作は、これまでバンドが築き上げてきた音楽性と似て非なる、心機一転と言うべきサウンドを展開している。まず感じられるのは攻撃性の増加で、7thアルバム『Character』を彷彿させる暴力的なファスト・ナンバーや、モダンで鋭利なリフで攻め立てる楽曲等は近作とはまた異なる新鮮みがあるし、Johan Reinholdz(Gt)による技巧的なギター・ソロも随所で光っている。一方でメロディックな側面も凄みを増していて、荘厳な光が降り注ぐようなTrack.3や、80年代メタルのヴァイブスを融合したTrack.10などはユニークだ。中でも、ストリングスを従えたドラマチックなアンサンブルで亡き友人たちを弔うバラードのTrack.6は白眉。名作揃いのディスコグラフィに、またしてもマスターピースが加わった。 菅谷 透