DISC REVIEW
-
キラキラ・エモ・ポップで2000年代初頭に一世を風靡したBOYS LIKE GIRLSが実に11年ぶりとなる新作フル・アルバムをリリース! 相変わらずのキラキラなポップ・ロックをかましつつ、80's、90'sリヴァイヴァル的な要素も巧みに入れ込み、サウンドの作りはモダンでトレンド感バッチリ。ストリングスを入れたバラードや、インスト曲なども織り交ぜつつ緩急のあるアルバム構成が、ノリの良いきらびやかなトラックをより際立たせている。Martin Johnson(Vo/Gt)の優しい声質と確かな歌唱力を持ったヴォーカルも、派手さはないがBOYS LIKE GIRLSらしくてイイ感じ。ポップなメロディとダンサブルなビートを駆使した、甘酸っぱくてどこか切ない楽曲が詰まったエモ・ロックの教科書のようなアルバム。 山本 真由