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INTERVIEW

BOYS LIKE GIRLS

2009.09.14UPDATE

2009年09月号掲載

BOYS LIKE GIRLS

Member:Martin Bennett Johnson (Vo&Gt) Paul Charles DiGiovanni (Gt) John Joseph Keefe (Dr)

Interviewer:大薮 未来子

-日本のフェス初参加おめでとうございます。今の心境を教えて下さい。

John Joseph Keefe(以下:J):本当に日本のファンのどんな風に盛り上がってくれるのか全く分からないまま来日したわけだけど、皆クレイジーになってくれた。また日本に来て、こうやってパフォーマンスできるのが楽しみだよ。

Martin Bennett Johnson(以下:M):日本のファンって本当に素晴らしいよね。とてもエネルギーがあるし、最高だよ。

-日本への来日は2度目となりますが、日本の好きな所はどこですか?

M:日本で買い物するのがすごく楽しみなんだ。どこか特定の場所っていうのはないんだけど、ショッピング出来るようなエリアはどこも好きだよ。今回もそうだけど、日本に来るときはいつもスケジュールに余裕がないんだよ。取材に追われていたり、SUMMER SONICでは移動時間がかかったりとかね。そんな風に忙しくしてるから、なかなかゆっくり買い物をする時間も持てないんだけど、日本の文化を吸収して、学ぶのが大好きなんだ。
昨日もタトゥーを入れたし、買い物もしてきた。日本はアメリカと文化が違うから、何をしても楽しいよね。

(手元に置いてあった激ロックフリーマガジンのイケメン・ヴォーカリスト特集にMartinがピックアップされているのをPaulが見つけてザワザワし始める)

-先月号のイケメン・ヴォーカリスト特集にMartinをピックアップさせてもらいました。ご覧になってどうですか?(笑)

M:とても光栄だよ。最高だ。(笑)

Paul Charles DiGiovanni(以下:P):Party Martyって書かれてるぜ(笑)

J:ハハハハ(笑)

M:(自分の紹介文を見て)この日本文を訳してくれないかな?

-わかりました(通訳さん)

M:(紹介文を訳してもらったのを聞いて)僕は一番やりたいことはもちろん音楽活動なんだけど、こういう形で注目を浴びることもとても嬉しく思うよ。あと、実は僕はカリフォルニアに住んだことはないんだ(笑)日本でのインタビューで、いつかLAに住んでみたいと言ったことがあったんだけど、それが少し違った形で伝わってしまったのかな。僕はボストンでずっと育ってきて、ニューヨークには8か月前から家を借りて、今はボストンとニューヨークを行き来している感じなんだ。

-そうだったんですね。失礼しました。
さて、3年ぶりである日本先行発売のニュー・アルバム『Love Drunk』の完成おめでとうございます!! 今回のジャケットはとっても可愛いですね。

M:ありがとう。3年はちょっと長すぎだよね(笑)

-アルバム完成に対する今の気持ちをお聞かせ下さい。

J:ダイナミックなアルバムに仕上がったことに満足しているよ。メンバーそれぞれが書いた曲がアルバムに収録されている点も聴き所かな。アルバムの中でも色んなムードを表現したり、様々な恋愛のシチュエーションを表現した曲が散りばめられているので、そこがポイントかな。

P:ファースト・アルバムを作った時はバンドとしての活動期間もまだ短い頃だったし、メンバー同士、お互いよく知ることのないまま作られたアルバム。それから長い期間をかけて一緒にツアーしたり、よく知るようになった。僕らが作っていくべきサウンドがどういうものなのかも分かってくるようになった。そうやって出来たのがこのセカンド・アルバムさ。内容は、ジャンルも広い。アルバムを最初から最後まで通して聞くと、それぞれ違った表現が色んな所に散りばめられている幅の広い作品になっている。

M:このアルバムは3年間ずっとツアーをしてきた後に作られたものだ。その3年間、自分の目で見てきたこと、経験してきたことが、ぎっしり詰め込まれている。幅が広くてオープンなアルバム。まるで「エモーショナルなローラーコースター」みたいに、起伏の激しい感情を表現しているんだ。そういう状況に自分を置くのは辛かったけど、それでも楽しかった。詩を書く僕としても良い経験が出来たかな。そういう風に、色々な感情を表現することで、聴いているファンの人生や日々の生活により近い、身近に感じられるアルバムに仕上がっているんじゃないかと。デビューアルバムの後、色々な人の期待を受けるようになったのは事実だ。だけど、セカンド・アルバムはあくまでBOYS LIKE GIRLSというバンドとしてのアルバムを作ることだった。色んな人からの期待や今の音楽シーンのムーブメントを無視して、僕たちBOYS LIKE GIRLSらしいアルバムを作ることに専念することが出来たと思うよ。