DISC REVIEW
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THE SMITHSやOASISなど、偉大なロック・バンドを多く輩出しているイギリスはマンチェスターから登場した期待の若手によるデビュー・アルバム。男女のツイン・ヴォーカルを最大の特徴としており、00年代のエモやポップ・パンクを彷彿させるサウンドからヘヴィなオルタナティヴ・ロック、ブリティッシュらしいリフを軸としたロックにダンス・ミュージックの要素まで、多彩なジャンルをブレンドさせたハイブリッドな音楽性が織りなす楽曲群は、どれも抜群にキャッチーでライヴでの盛り上がりが想像できる出来栄え。今を生きる若者の複雑な心情を時に痛切な表現で描くリリックも誠実さを感じさせるし、すでに熱狂的なファン・ベースを築いているというのも納得だ。日本で人気が出るのも時間の問題だろう。 井上 光一