DISC REVIEW
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今年で結成20周年となるオーストラリア発のメタルコア・バンド、THE AMITY AFFLICTIONが8枚目のアルバムをドロップ。これまでで最もヘヴィな1枚になったという本作は、人が自らの命を絶つことを選択するほどの心的外傷や、大切な人を自死で亡くすことについて、と扱っているテーマはダークだが、Joel BirchのスクリームとAhren Stringerの歌声をはじめ、激しさと叙情性の両方で感情を爆発させる収録10曲は、どれもこれから各地のライヴ会場を沸かせ、愛されていくこと間違いなし。また「Death And The Setting Sun」ではCOMEBACK KIDのAndrew Neufeld(Vo)、本作随一のヘヴィさを誇る「I See Dead People」ではラッパーのLOUIE KNUXX、「When It Rains It Pours」ではTHE PLOT IN YOUのLandon Tewers(Vo)、表題曲「Not Without My Ghosts」ではオルタナティヴ・ポップ・シンガーのPHEMをそれぞれフィーチャー。彼らとのケミストリーも必聴だ。 内堀 文佳