DISC REVIEW
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活動休止状態となっていた戸城憲夫(Ba)、坂下丈朋(Gt)、満園英二(Dr)によるThe DUST'N'BONEZが、ヴォーカリストに首振りDollsのnaoを迎え、約12年ぶりに再始動! 通算5作目となる本作は、官能的な匂いが立ち込める「Addictions」や、ファニーなコーラスが耳を引く「RHYTHM」、再会を誓うメロディをピアノとストリングスの音色がドラマチックに彩るミディアム「君の街」など、様々な表情を見せつつも、アルバムの大半を占めているのは、ギラギラと輝く、豪快でスリリングなロックンロール・ナンバーたち。冒頭からアドレナリン全開、トップ・スピードでアルバム中盤まで一気に駆け抜けていく構成は、ただただ圧巻。強烈すぎる"ダスボン"第2章の開幕作だ。 山口 哲生