DISC REVIEW
-
前作『Drunk Dynasty』(2016年)から約5年半ぶりのフル・アルバムとなる今作。20年もの間不動のメンバーだったBFSにもついに転機が。長年バンドを支えたErik Chandler(Ba)が脱退し、ツアー・メンバーだったRob Felicetti(PATENT PENDING)が加入。しかしバンドだけでなく、音楽シーンそのものや世界を取り巻く状況も大きく変わってしまったなかで、変わらぬBFS節を打ち鳴らすその姿勢は、本当にファンを裏切らない。ポップ・パンク・リヴァイヴァル? でもそんなの関係ねぇ! 老いて衰えた自分たちのカッコ悪さやダサさも含めて、笑い飛ばして、面白おかしく楽しく好きなことを貫く! それはもう十分にカッコいいし尊敬する。 山本 真由