INTERVIEW
BOWLING FOR SOUP
2009.09.14UPDATE
2009年09月号掲載
Member:Jaret(Vo&Gt)
Interviewer:ムラオカ
-少し前になりますがPUNKSPRING08で来日しましたね。
なにか日本でのスペシャルな思い出はありますか?
大阪も、東京もPUNKSPRING08のオーディエンスはノリが良くて、超クールだった。いつも取材の度に言ってるんだけど、日本のファンは世界一さ。あとは、新幹線に乗ったことが楽しかったな。
-日本の生活用具はアメリカのものよりだいぶコンパクトなものが多いと思うのですが、特にクリスにとって不都合なことが多いのではと想像しますが実際にはいかがですか?
いや。特に困っている様子はなかったよ。好きな酒があればたいがいは乗り切れるさ。
-そして新作リリース間近となりましたが、今の気持ちを教えてください。
ニュー・アルバムは3年ぶり。俺たちも大興奮してるよ。
-アルバム制作が若干押していると聞いたのですが、時間がかかってしまった理由を教えていただけますか?
実は今ちょうど仕上げの作業中なんだ。以前のアルバムに比べて時間がかかっているのは、デビュー以来はじめてちょっとだけ休みをとったからなんだよ。バンドをやりはじめてノン・ストップで走り続けて15年経って、このアルバムは10枚目になるわけだからね。15年で10枚だよ!アメリカじゃ15年結婚していられる人さえそんなにいないんだから(笑)。でも曲の出来を見て「休んでよかった!」って心から思うよ。
-その新曲ですが「My Wena」「Love Goes Boom」「I Just Wanna Loved」の3曲のみ聴かせていただきましたが、まさにBFSワールド全開なポップ・ソングが聴けますね。BFSの曲はどの曲も底なしにポップですが、この底なしのポップなメロディはどういうタイミングで生まれてくるのでしょうか?
部分的に、パっと頭の中に浮かぶんだ。ノッてる時はどんどん出てきちゃうから、意識的に考えないようにしたりもするくらいなんだ。どんな時にも「キャッチーで楽しい曲」を目指してるよ。歌詞のアイデアも途切れることなくどんどん浮かんでくる。俺は本当に恵まれてるって思うよ(笑)。
-またBFSの曲は一聴したらすぐにBFSだと分かる個性を強く感じるのですが、あなた方自身にとってBFSらしさとは一体何でしょうか?
大好きな友達と大好きな音楽やっていつもハッピーだ!ってことだよ。
俺たち4人がツアー・バスやヴァンや飛行機に詰め込まれて15年が過ぎたけど、口論になることすら滅多にないんだ。いつも互いを大好きでいられるってところが、マジで自慢できると思ってる。
-ファースト・シングルは「My Wena」「Love Goes Boom」「I Just Wanna Be Loved」の3曲の中から選ばれるのでしょうか?
アメリカでのリード・シングルは「My Wena」だよ。リード・シングルにふさわしい美しいラヴ・ソングさ。歌詞の内容に関しては好きに解釈してくれたらいいって思う。
-またPVは作るのでしょうか?もし作るのでしたらどのようなものになるのか教えてください。
もう完成してるよ。100万年経ってもテレビじゃ流せないビデオが、インターネット上ではかなり話題になってるよ(爆)。
この曲ができた時には既に、何か尋常じゃないビデオが作れそうだなって思ってたんだ。
それで「女のコの巨大なペニスがついてる」っていうのはどうかな、と。
まわりには「何バカなこと言ってたんだよ!」て言われたけど、だんだんそのアイデアが面白おかしく膨らんでいっちゃって。いよいよ撮影ってことになった時には言いだしっぺの俺が「本当にいいのかな」って思ってたんだけどね(笑)。
- プロデューサーはどなたが担当しているのでしょうか? また仕事っぷりはいかがでしたか?過去二作ではJaret ReddickとRuss-T Cobb,共同プロデュースでしたが今作も引き続き二人がプロデュースなのでしょうか?
今回はLinus Of Hollywoodと初めて仕事をした。彼のバンド(サイズ14)のファンでもあって、いつか一緒にやってみたいと思ったから、自分からフツーにMySpaceをチェックしてメールを出して自分からアプローチしたんだ。実際に会ってみたら、人としてもミュージシャンとしてもとにかく相性がよかった。口論になったりもするんだけど、それこそが誰かと共同でものを作る醍醐味だし、曲にもよい形で現れてると思う。
-前作は見開きのアルバム・ジャケットがすごくふざけた面白いものになっていましたが周囲の評判はいかがでしたか?
ああ、いつものように評判は良かったよ。 ラスベガスで撮影を行った写真がメインに使われていたんだよね。