DISC REVIEW
-
2ヶ月連続リリース第2弾となる今作は、バンドのバックボーンを物語る『SUN』とは対照的に、バンドの幅広いバックグラウンドを印象づける4曲を収録。メンバーが"激エモ"と語る「Erase」、8ビートのエモメロ・ナンバー「Futures」、ハーモニー・ワークとリズム・アレンジにおけるヒネリのきいたアレンジも聴きどころの「Dahlia」、マージー・ビート風のパワー・ポップ「Happiness」と、フォゲミならではと言える疾走感の中に多彩な要素を落とし込んでいる。ラストを締めくくる「Happiness」は、『SUN』のオープニングを飾る「The soundtrack of glory」同様、音楽に取り組む気持ちを歌ったバンドのステートメント。2曲の表現の違いにもぜひ耳を傾けていただきたい。山口 智男