DISC REVIEW
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DANCE GAVIN DANCEのヴォーカリストとしても活躍するTilian Pearsonが、4作目となるソロ・アルバムをリリースした。DANCE GAVIN DANCEとは異なる、ポップなアプローチに振り切った彼のソロ活動の中でも、さらに多彩な表現に踏み込んだ今作。シンセ・ポップの軽快さや、エレクトロ・ミュージックの煌びやかな響きはメインとしてありながら、しっかりとギターの効いたバンド・サウンドで聴かせる楽曲もあり、アルバムを通して緩急のある作品となった。もちろん、聴かせどころである特徴的なヴォーカルはきちんとフィーチャーされており、ポップでメロディックな楽曲も、ムードがあってダンサブルな楽曲も、歌が際立つようになっているのでTILIANファンは必聴だ。 山本 真由