DISC REVIEW
-
Rise Records所属のポスト・ハードコア・バンドによる5thアルバム。元々メンバー・チェンジの多いバンドなのだが、SAOSIN、TIDES OF MENのヴォーカリストTilian Pearsonを迎えた新体制となっている。DGDと言えば、カオティックで、プログレッシブで、アート色の強さが特徴として挙げられるが、今作においても、もちろんその要素は健在だ。過剰な情報量に時々混乱するが、異常なほど突き抜けているだけあって、聴いた後は爽快でしかないし、カオティックな部分と、しっかりメロディを聴かせる部分のコントラストが絶妙で、最終的には散漫な印象にならず、いい曲だ!というシンプルな感想に落ち着くところがDGDマジックだろう。Tilianの美声とデス・ヴォイスの絡み合いも素晴らしい! KAORU