DISC REVIEW
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"シンフォニックメタルコア"を標榜した5人組による1stミニ・アルバム。スクリーム／クリーンのツイン・ヴォーカルを武器に、ヘヴィネスとオーケストレーションを融合させた激情と耽美を描く曲世界は、聴けば聴くほど惹きつけられる。音楽的にも、ライヴハウスの活気と映像喚起力に優れたアプローチがうまいバランスで溶け合っている。表題曲では、Cazqui's Brutal Orchestra／猫曼珠／ex-NOCTURNAL BLOODLUSTのCazquiを迎え、そこも今作の大きな聴きどころと言えるだろう。また、アラビアンな雰囲気を放つ「Desert」、ほぼ日本語詞で歌い上げた激情エモ風味の「ayame」と個性際立つ楽曲が並ぶ。ここからシーンに打って出ようとする覇気に漲る1枚だ。 荒金 良介
