DISC REVIEW
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2019年3月に初のジャパン・ツアーを行ったUKグラスゴーのメタルコア・バンド、BLEED FROM WITHINが5thアルバムをリリース。これまでと同様にメタルコア/デスコア由来のヘヴィネスとメロデスの叙情性を併せ持ったサウンドがベースの本作だが、過去作よりもグッとソングライティングが洗練された印象だ。ゴリゴリとしたリフと叙情的なクリーン・ヴォーカルの対比が美しいTrack.1から気迫十分で、凶悪な超重低音のブレイクダウンを聴かせるTrack.2、リズムの緩急が巧みなTrack.8など、バンドとしてのスケール・アップを感じさせる。TRIVIUMのMatt Heafyがギター・ソロで参加したTrack.6は、このご時世ならではなリモート収録のMVも含めて要注目だ。 菅谷 透