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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

DISC REVIEW

WILD TOKYO

金子ノブアキによるニュー・プロジェクト始動! 面子も豪華で来門(ROS/SMORGAS)、PABLO(Pay money To my Pain/POLPO)、葛城京太郎、草間 敬の5人体制だ。昨年公開された映画"MANRIKI"主題歌を含む全10曲入りの1stアルバムでは、ラップを用いたハイブリッドなミクスチャー・サウンドをかき鳴らしている。生楽器とデジタルを密に融合させ、フューチャリスティックな雰囲気も漂う。そこはこのメンバー構成による部分が大きいのだろう。大地を揺さぶる肉体的なビート、空間に広がるクールな音像、押し引きを踏まえた曲展開もかっこ良く、90年代から活躍してきた強者たちのセンスとグルーヴが炸裂した1枚と言っていい。そういう意味では様々な音楽が咲き乱れた90年代に青春時代を過ごした人から若い人まで射程に入れた音像は、刺激性に富んでいる。強烈なライヴ・パフォーマンスもぜひ体感してほしい。 荒金 良介