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DISC REVIEW

the age of villains

"機動戦士ガンダム"で言えば、主人公 アムロよりもヒールであるシャアのほうが好きだというタイプの方には、今作をぜひ聴いていただきたい。多くの物語は往々にして魅力的な"Villains"の存在があってこそ、不朽の輝きを放ちだすものだ。そして、妖精帝國が今作で強く主張しているのは、自らがマイノリティであるということにほかならない。正統派メタル・バンドとも違えば、アニソン・プロジェクトでもなく、それでいて独自のヘヴィネス・サウンドと暗黒ファンタジー的な世界観を武器に、我が道を行く妖精帝國は、ことごとく偏執的且つ濃密な音像と詞世界の作り込みを見せつける。4年半のインターバルを経て、より最新鋭な装備と盤石の体制を得た妖精帝國の逆襲と侵攻が、今ここから力強く始まっていくのだ。 杉江 由紀