DISC REVIEW
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Tom DeLonge(Vo/Gt)脱退後、ALKALINE TRIOのMatt Skiba(Vo/Gt)が加入して2作目となるBLINK-182の新作がリリースされる。今作は、"2003年リリースの5thアルバム『Blink-182』の精神に立ち返る"というのがコンセプトらしいが、セルフ・タイトルを冠した作品で新しい方向性を打ち出し、バンドとしての成長を示した同作を思わせる作品だ。Mattの持つエモい属性と、ヒップホップにも精通するTravis Barker(Dr)のグルーヴ感、そしてブリンクの守護神たるMark Hoppus(Vo/Ba)のメロディ。ドラマチックでクロスオーバーな音作りは今っぽいが、シンプルなパンク・ソングもある。安心して受け入れられる挑戦だ。 山本 真由