DISC REVIEW
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約21年間ヴォーカルを務めたFabio Lioneが脱退(※元ギタリストのLuca Turilliと2018年にTURILLI / LIONE RHAPSODYを結成)し、後任としてGiacomo Voliが加入したRHAPSODY OF FIRE。彼らの新体制初となるオリジナル・アルバムは、新たなサーガの幕明けに相応しい、本家"RHAPSODY"としてあるべき姿を示すかのような作品になった。持ち味の壮大なシンフォニック・サウンドを残しつつも、ストレート且つスピード感溢れる楽曲が並び、そこにGiacomoの正統派でパワフルな歌唱が見事にマッチしている。ぜひ先入観なしで聴いていただきたい1枚だ。Giacomoが日本語詞(!)で歌ったボーナス・トラックも要チェック。 菅谷 透