DISC REVIEW
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新ヴォーカリストにJeff Guttを迎え復活したSTONE TEMPLE PILOTSが、セルフ・タイトルの前作から約8年ぶりにリリースした7作目のアルバム。Track.7「Roll Me Under」をはじめ、ダイナミックなリフでグイグイと押していくアンサンブルは、STPらしさ以外の何者でもないが、ここではグランジ/オルタナ・ブームの最中見過ごされてきた、根っこにブルースを持つアメリカン・ロック・バンドとしての魅力を存分に見せつけている。以前の彼らが持っていたグラマラスな魅力はScott Weilandの持ち味だったわけだが、カラッとしたこのサウンドは、ドライな歌声を持つJeffによるところも大きいようだ。Track.9「The Art Of Letting Go」ほか、多めに収録したアコースティック・ナンバーやラウンジ調のTrack.4「Just A Little Lie」のような変化球も彼らの持ち味だ。 山口 智男













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