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DISC REVIEW

KING DISSECTION

残虐で苛烈極まりない音像だ。アメリカでデスメタルを掲げて活動していたKiyo Nishihara(Vo)が日本で立ち上げたバンド、WORLDEND MAN。昨年ABYSMAL DAWNでツアー・ギタリストを務めていたKosuke Hashida(Gt)が加入し、今年ex-HER NAMEIN BLOODのうめぼ(Dr)が正式加入。新4人体制によるお披露目的な楽曲が「KING DISSECTION」だ。Kiyoは荒ぶるような吐き出し系ヴォーカルだが、メロディにも気を配ったアプローチは耳にキャッチーに響く。曲調的には前作2nd EPを踏襲したストレートな作風と言えるが、だからこそ、彼らの獰猛さはさらに高まっている印象。デスメタル好きはもちろん、ラウドロックを愛する人ならば、この迫力漲る音像に巻き込まれるに違いない。 荒金 良介