DISC REVIEW
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カリフォルニア州出身のPIERCE THE VEILによる4年ぶり4作目。本国アメリカのビルボードで初登場4位と彼ら史上最高位を記録した今作は、前作『Collide With The Sky』をはるかに上回るエモさとドライヴ感満載の音像が一貫して繰り広げられる。力強さと哀愁を兼ね備えた"ザ・スクリーモ・バンド"なアプローチのTrack.1「Dive In」で幕を開け、ポップさにゆるさをプラスしたサウンドが心地よいTrack.4「Floral & Fading」や、踊るようなベース・ラインが楽しいTrack.10「Sambuka」などバラエティに富んだ楽曲が揃い、どの曲を聴いても彼らの持ち味であるキャッチーで繊細なメロディが抜群に光っている。聴き終わるころにはすでに彼らの虜になっていること間違いなしの作品。最高です。 芳賀 詩織