DISC REVIEW
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オーストラリアから登場した新たなティーン・ヒーロー"5SOS"こと5 SECONDS OF SUMMERの日本デビューEP。今をときめくポップ・スター、あのONE DIRECTIONのワールド・ツアーに帯同、さらには1stアルバムが全米初登場1位を獲得するなど、アイドル的人気を博している彼らだが、そのサウンドは、BLINK-182やGOOD CHARLOTTEなど2000年代初頭のポップ・パンクの影響を感じさせる、ギター・サウンドを中心とした青春ポップ・ロック。"ギター小僧が好きな音楽やってます!"みたいな、こういうリヴァイヴァル・サウンドのバンド・スタイルで、ティーンを熱狂させてくれたのは、低迷するロック・シーンにとっては嬉しい誤算だったんじゃないだろうか。洋楽ロックがどうもおとなしいと言われるこの時代に、元気いっぱい輝かしい青春のアンセムを届けてくれる彼らの快進撃に、日本も乗り遅れるな! 山本 真由