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INTERVIEW

5 SECONDS OF SUMMER (Michael Clifford)

2015.10.22UPDATE

5 SECONDS OF SUMMER (Michael Clifford)

メンバー:Michael Clifford (Gt/Vo)

インタビュアー:山口 智男

-激ロック初登場なので、まず、どんなバンドに憧れて、5SOSを始めたのか? 主にどんなバンドを聴いてきたのかを含め、自己紹介をお願いします。

僕とCalumとLukeはみんな同じ学校に行っていて、そのころから遊びで一緒に音楽をやっていたんだ。YouTubeでヘタなカバー曲をやっててね(笑)。そうしたらそのうちに結構フォロワーが増えてきたから、じゃあ、ちょっとギグでもやってみようかと思ったんだ。当時はアコースティック中だったんだけど、やるならちゃんとしたロック・バンドをやりたいと思った。自分たちがよく聴いているようなバンドみたいにね。でもそれにはドラマーが必要だって気づいたんだ。で、うちのショボい田舎で唯一知り合いだったドラマーがAshtonだった。それでAshtonにFacebook経由で連絡を取ったんだ。"200人くらいの前でドラム叩く気ない? 叩いてくれたら最高なんだけど"みたいな感じにね。結局、お客さんは12人くらいだったけど、それでもショーを決行したんだ。ショーが終わってからAshtonに、"正式にバンドに入らないか? このメンバーで何か形にしたいんだ"って言った。それからはとにかくリハーサルの日々さ。文字通り毎日。とにかくとてもいいライヴ・バンドになりたいと思ってさ。何しろ僕とCalumとLukeにとっては初めてのバンドだったしどうすればいいかわからなかったけど、Ashtonが"とにかく練習だ、そうしないと上手くはなれない"って言ってくれたんだ。そうしてまた同じところでもう1回ギグをやったら、今度は30~40人来てくれた。その次のショーには200人くらい来てくれた。そういう感じにじわじわ規模が大きくなっていったんだ。雪だるま式にね。

-そのようですね。何しろセルフ・タイトルだった前作は世界各国で大ヒットしただけではなく、さまざまな記録も打ち立てました。新作を作るにあたって、プレッシャーも感じたのでは?

1stアルバムの成功は僕たちもビックリしたよ! こんなことになるとはまったく思っていなかったんだ。売り上げ枚数なんかもあんなことになると思わなかったし。バンドを始めたときは......僕たちの育ったところはシドニーからちょっと離れていて、ほとんど何もないところなんだ。バンドをやるような人もいないしね。だからバンドをやること自体大変だったしね。それがこんなになるなんて。今回はちょっと怖い気持ちがあったんだ。どうやったら前よりもいい作品を作れるのかと思って。1回しか作ったことがなかったからさ。セルフ・タイトルの前作は2年くらいかけて作ったんだ。世界中でいろいろな人と出会ったりコラボしたりしながら書いた。でも今回は全部、ロサンゼルスで2~3ヶ月の間に限られた人たちと作った。だから前回よりも一体感が出てきたと思う。内容にはとても誇りを持っているよ。自分たちが音楽的にも人間的にも向かいたい方向に向いている気がするし、ポジティヴなメッセージが隠れているんだ。ファンのみんなにも感じ取ってもらえるといいね。

-新作を聴かせてもらって、前作の延長で、曲調、アレンジなど、表現の幅がぐーんと広がったという印象がありましたが、表現の幅を広げることはテーマのひとつでしたか?

そうだね。音楽的に幅を広げるというのは前からやってみたいと思っていたんだ。ただ始まって終わるだけの曲というより、何か面白いことをやってみたかった。今は自分で本当に感じていないことを歌にしているポップ・ライターがあまりにも多いからね。ちょっと話が戻るけど、セルフ・タイトル作を作っているときの僕たちは自分が人として、またミュージシャンとして何なのかを発見している途中だった。それまで他人との曲作りどころか、曲作りそのものをまともにやったことがなかったから、作りながら作曲を学んでいくような感じだったんだ。もちろん僕たちにとって大いに意味がある曲もあるけど。今回はそれがひと段落したから、キッズの心をグッと掴むような曲を作りたいという気持ちがあった。親近感を感じるようなね。そのためにも歌詞が本当に大事だったんだ。もちろん今までに書いた曲もポジティヴなものが結構あったけど。前回できなかったことがかなりできるようになったのが嬉しいね。今回はロンドン交響楽団とレコーディングしたんだ。彼らがストリングスのパートを作ってくれたんだ。あれは圧巻だったね。そういう新しい試みがいくつかできたから満足しているよ。

-Track.2「She's Kinda Hot」のイントロのリフを始め、今回、アコースティック・ギターが効果的に使われていますね。それはどんなきっかけで出てきたアイディアだったんでしょうか?

本当にアコースティックなサウンドが必要なところに入れてみたんだ。「She'sKinda Hot」がああいうリフで始まるのは、Ashtonと僕があの曲を書いていた時に......Ashtonが砂漠みたいなところで1週間過ごしたあとのことだった。BenjiMadden、Joel Madden、John Feldmannと曲を書いていたんだけど......あ、GOOD CHARLOTTEのMadden兄弟だよ。BenjiがAshtonに"砂漠に行ったんだって? 馬には乗った?"って聞きながら、いきなりあのリフを弾き始めたんだ。だからか、ちょっとカウボーイ・ウェスタン風な感じだった(笑)。あのときの雰囲気をとらえるような感じで書いたよ。それから、あの曲には今まで自分たちが聴いてきたバンドの影響がいろいろあるんだ。BAD BRAINS、MY CHEMICAL ROMANCE、THEOFFSPRING......。そういう影響を全面的に出すのが、今回はとても大事なことだった。ただ音楽をやっているだけって思われたくなかったからね。自分たちで曲も作っているし。

-前作はJohn Feldmannを含む複数のプロデューサーを起用していましたが、今回、引き続きJohnを起用したのはなぜ? 彼が新作にもたらしたものは?

John Feldmannは本当に多彩なキャリアの持ち主だよね。GOLDFINGERというバンドをやっているんだ。僕の好きなTHE USEDやMY CHEMICAL ROMANCEなんかも手掛けているしね。Johnがいなかったら、そのあとのTHE USEDやMYCHEMICAL ROMANCEはいなかったと言ってもいい。音楽へのアプローチがとにかくものすごく素晴らしいんだよね。僕たちは本格的なバンド・アルバムを作りたかったからね。レコード会社に(ちょっとふざけた口調で)"GREEN DAYみたいにレコーディングをやりたい!!"って言ったんだ。そうしたら1ヶ月半くらいひたすらレコーディングさせてくれた。他にも何人かプロデューサーがいたんだけど、全体のミックスはEric Valentine(※GOOD CHARLOTTEやLOSTPROPHETSなどを手掛けるプロデューサー)が担当してくれた。すごく助かったよ。彼のおかげでサウンドに一体感ができたと思うしね。フレッシュな感じも与えてくれた。アルバム全曲をひとりで担当してくれたというのがとても良かったね。......あ、そろそろ時間だから行かなくちゃ。楽しかった。ありがとう!

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