DISC REVIEW
-
謎のヴェールに包まれた2人組ユニットによる3rdアルバム。ラウドロック・シーンにおいてダンス要素を取り入れるバンドは未だ後を絶たないが、本作は2014年に高らかに鳴らされる最新型のロック×EDM。トラックの作りはほぼ完全にダンス・ミュージックなのだが、その中でも生音のギターやベースの音を際立たせ、温かさと無機質な4つ打ちが絶妙にマッチし、独特な個性を放っている。流行の最先端を味わえると共に、普遍的でキャッチーなメロディの両方を併せ持つ作品だ。さらに、2ステップやモッシュ好きにアプローチする曲も収録されており、非常にバラエティに富んでいる。刺激的で本格的なダンス・ミュージックが聴きたい人は必ずチェックすべし!2014年のスタートはsfprで踊り始めよう。 KAORU