DISC REVIEW
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北米はRazor & Tie、ヨーロッパはNuclear Blast(その流れで国内は日本コロムビア)に移籍しての6thアルバム。6人目のメンバーと言っても過言ではないハードコア・マイスター、Zeussと新たにJosh Wilburをコ・プロデューサーに迎え制作された今作はどこを切っても純度100%のHATEBREEDが詰まっており、過去の作品と比べてメタルのエッセンスや疾走感、アグレッションの増減など細かい違いはあるが、時代に擦り寄りぶれるようなことはない。Jameyの男気溢れる野太いスクリームに、ソリッド且つ腰に来る分厚いディストーションが凄まじく極悪なツイン・ギター、そしてシンガロングせずにはいられない灼熱のコーラス・パート……まさに我々がHATEBREEDに期待しているすべてがミッシリと詰まっている極上の作品だ。 ムラオカ