DISC REVIEW
-
99年にオレンジカウンティで結成された大御所メタルコア・バンドの7枚目のアルバム。彼らのオリジナリティの核である、ブラック・メタルの要素とシンフォニックなシンセは今作でも全開炸裂。ダークでドラマティックな世界観も変わらずに素晴らしいが、今作を何より秀逸にしているのは、ゴリゴリで畳み掛けてくるアグレッションの凶暴さだ。やっぱり彼らにはこうあって欲しい。この複雑怪奇なリフとリズムの組み合わせの巧みさは、バンド結成から13年という時間をかけて積み重ねてきた賜物だろう。「Trail Of Seclusion」は、みんな大好きブレイクダウンとシンガロング・パートが光っているので、今まで彼らを聴いたことがない人も是非聴いてみてほしい。なお今作にはライヴ1本分のDVDがまるっと収録されているのでとてもお得!! KAORU