DISC REVIEW
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オレンジ・カウンティ出身の6人組、BLEEDING THROUGHが満を持して、通算5作目となるセルフ・タイトルをリリース。前作『Declaration』も良作だったにも関わらず、日本盤が出なかったのが悔やまれるが、3月にMACHINE HEAD、HATEBREEDという超強力ラインナップで3度目の来日を果たし、日本での本作のリリースへ向けての下地は十分に整った。それぞれのパートのレベルが更に上がった結果、BLEEDING THROUGHらしい、ハードコアとメタルコア、デスメタルのいいとこ取りな楽曲は今作で更に進化し、ハードコア、メタル、どちらのファンにもハマる一枚になったのは間違いない。まずは先入観無しにTrack.2「Anti-Hero」を聴いて、その進化を直に感じ取って欲しい。米沢 彰